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父親と子ども

父親が子どもをかわいがってくれない時、私はこんなふうに行動しました

子どもとの接し方がわからない父親、父と子で触れ合う機会を作ったり、日頃の様子を話したりしました。

N.Tさん Aちゃん (体験談当時の年齢:2歳8ヵ月頃 女 第1子)

その当時の子どもの状況と私の気持ちはこうでした

父親は車で出かけるのは好きですが、家ではテレビを見るか寝るかで子どもと遊ぼうとしませんでした。そのせいか娘は私にベッタリで、何をするにも私でないとダメという状態になってしまいました。二人目が生まれても主人の態度に変化はなく、このままでは子どもたちが父親嫌いになってしまうのではないかと心配でした。二人で望んだ子どもなので、何とか一緒に子育てしたいと悩んでいました。

このようなやり方を取り入れたら、こんな効果がありました

父親は子どもに無関心というより、子どもへの接し方がわからないのではないかと考えました。そこで、私の気持ちを話したり、子どもたちがどんなふうに遊んだかなどを、夫に話すようにしました。休日も、私が家事をしている間に、車で子どもと一緒に買い物を頼んだり、お風呂で遊ぶオモチャを買って父親に入れてもらったりと、子どもと父親が触れ合う機会を少しでも作るようにしました。とはいっても、子どもの機嫌によって、喜んで出かけるときもあれば、「イヤ!」で終わってしまう時もあり、一足飛びに改善はされませんでした。「パパは毎日みんなのためにお仕事しているから、なかなか遊べないんだよ。でも、お仕事がお休みの日は一緒に遊んでもらおうね。今度の休みには、どこへ連れていってもらおうか?」などと、普段から子どもと相談しておき、娘から父親に遊びに行く約束をしてもらいました。そんな話を度々していると、自分の行きたい場所や、やりたいことをいろいろ想像して、ワクワクしている様子でした。休みの日にパパと車で遠出するのを、楽しみにするようになりました。父親も家の中で遊ぶのは相変わらず苦手な様子でしたが、車での遠出は快く引き受けてくれました。

現在の子どもの様子と私の気持ちはこんな感じです

今も娘は父親より私に甘えてきますが、娘も成長したのか、私には体力的に無理な遊びは父親に頼むなど、親の“使い分け”をしているようです。また、比較的長女は私にベッタリなので、次女は父親によく甘えています。それにつられて長女も父親のところへ行って遊んでもらうこともあるようになりました。何かやっと、みんながまとまって、家族になったかなと感じています。

同じ悩みを持つおうちの方へのエール

父親は母親のように、ずっと子どもと一緒にいるわけでもないので、かわいいとは思っても接し方、かかわり方がわからないのかもしれません。当たり前のことのようですが、子どものその日の様子や出来事などについて、情報提供してあげたほうがよいかもしれません。父親も母親も子どもと接しているうちに、何とか親らしくなっていくものではないでしょうか。
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