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学習習慣作り

好奇心を広めたり、深めたりするために、こんな工夫をしました

子どもの心をひきつける教材だから、自然な形で学んでいくことができました。

A.Kさん Nちゃん (体験談当時の年齢:6歳頃 女 第2子 北海道)

その当時の子どもの状況と私の気持ちはこうでした

やりたいと思うことを親の判断で邪魔してはいけないとは思いつつ、ついつい親の方が先に「うちの子にはまだできない」と思ってしまい、手を出しがちでした。

<こどもちゃれんじ>の教材のこんなところが役に立ちました。

月齢もいろいろで得意不得意もある中で、その年頃にあった無理なくできそうな教材がそろっていて、子どもの心はぐんぐんひきつけられていました。楽しいだけじゃなく、とても為になる、小学校に入学してからきっと役に立つだろう、という教材は親にとってもとても頼もしいものでした。わが家の場合、特に時計がついてきたときは、時間の理解を深めるのに大活躍でした。また、ワークブックもいつも自分から進んで取り組んでいました。子どもが自分から進んで取り組んでいましたので、勉強として構えることもなく自然な形で入っていけるよさを<こどもちゃれんじ>の教材は持っているなあと思っています。

さらに家庭で工夫してみたことは・・・。

まず、教材が到着したら子どもに見せただけで「早く開けたい」と言います。そのときは今やっていた遊びを終わらせるか、終わるまで待つように言い聞かせて、区切りをつけたり、待ったりすることも少し慣れるようにしました。そして教材に取り組む時は、親は傍らで見守りつつ、出来ない時に声をかけるようにして、子どもなりに持つ興味を邪魔しないようにしました。

現在の子どもの様子と私の気持ちはこんな感じです

子どもが楽しんでやっている様子をみて、子どもがやってみたいと思ったことは“まず自分でやらせてみる”ということが大事だと改めて気づきました。本人にもそのほうが達成感もありうれしいことなんだと思いました。まだまだ最後までやり遂げるというのは難しい面もありますが、子どもなりにまず自分でやってみるという姿勢が見られるのはとてもうれしいことです。

今はこんなふうに考えています。

出来た時にほめるというのが基本のはずなのに、今振り返ってみると、少し厳しい目で子どもを見ていたところがあったかもしれないと思うので、これからはもう少し優しい目で見守っていきたいと思います。

学習習慣の素地作り

沢井 佳子 先生

「遊び」がすべての幼児期。でも、「園」に入ってしばらくたつと、「勉強」「学習」ということが気になる保護者のかたもいらっしゃるのでははないでしょうか。幼児期にこんなことに気をつけておくと、「学習」に関しても、いい影響がもたらされるということを保護者のかたにお伝えしたいと思います。

就学すると「さあ、みなさん○○をしましょう!」といった先生からの指示を「聞いて」⇒「理解し」⇒「行動する」ということが求められます。この最初のステップの「注意して聞く」能力は、その先の対人コミュニケーションや学習など全ての基本となります。そしてこの「注意して聞く」態度を身につけるには、幼児期における、おうちのかたの働きかけや環境作りがとても重要なのです。

「え?『聞く』なんてうちの子できてるわ」とお考えになるかたもいらっしゃるでしょう。が、最近は「今、しっかり見ておかなくても、あとでまたビデオで見られる」という意識があったり、オーディオ・テレビ・ゲームなど、ともすると子どもの情報処理能力を上まわる刺激に囲まれて、お子さんが育っている例がとても多くなっています。そうすると、「今、しっかり聞かなくては(見なくては)」という経験がとぼしくなりがちですし、さらに耳や目に入ってくる情報を『聞き流す・見過ごす』ような態度が作られてしまうのです。私たち大人も、必要な情報を聞き取るためには、不要な音や映像を無意識のうちに聞き流し・見過ごしていますが、そうした大人の聞き流しは、重要情報を選ぶ注意力のフィルターを通して、おこなっているのです。しかしながら、認知の発達が過渡期にある子どもたちを、常にこのような「聞き流し・見過ごし環境」に置いておくのは好ましくありません。小学校に入って「先生の話を聞けない子ども」というのは、「先生の声が聞こえても、それに『注意を向けて聞き取る』ように訓練されていない子ども」だという場合もあるのです。

じゃあ何の音も映像もない環境で育てれば安心なのか?というと、もちろんそうではありません。やはりできるだけ多くの経験や多くの情報に触れさせて、子どもの世界観や好奇心を大きく広げてあげたいと思うものですよね。ビデオやテレビやCDも、もちろんそれを助ける有効なメディアです。

おうちのかたのひと工夫で、ビデオやオーディオに囲まれた生活を「聞き流し・見過ごし環境」にしてしまわずに、「多くの情報の中から、必要な情報を注意して聞く」訓練の場にすることができます。そのひと工夫とは、ビデオなどを、お子さんと一緒にご覧になりながら、場面ごとに、 おうちのかたが笑ったり、驚いたりする視線・表情や「これはおもしろいね!」「すごいね!」といった解釈を与えてあげることです。そうすることにより、お子さんは「音声や映像のシャワー」だった部分にも、注意を向けて「これは大事なんだ」「これはおもしろいんだ」「すごいな」などと「意味をもった情報」として消化することができるようになるのです。このようにして「必要な情報に注意をむけ、聞き取る」態度を幼児期に育くんでおくことは小学校に入学してから「自分で考えて行動する」ことが求められる時期にむけての大切な準備だといえるのです。

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