カテゴリ

学習習慣作り

最後まであきらめずに取り組めるように、こんな工夫をしました

「<こどもちゃれんじ>をずっと続けてきた」ことが何事においても最後までやりとおす力の原動力です。

C.Sさん Yくん (体験談当時の年齢:6歳0ヵ月頃〜6歳3ヵ月頃 男 第1子 滋賀県)

その当時の子どもの状況と私の気持ちはこうでした

自転車の補助輪をはずす時に、なかなかすぐには取れず、本人も半分諦めていました。何度挑戦しても補助輪なしに乗る事ができず、大好きな自転車なのに、もう乗らないと言い出す始末でした。でも、何に対しても最後までやり通す事の大事さを教えたいと思い、何とかして乗れるようにしてやりたいと思いました。

<こどもちゃれんじ>の教材のこんなところが役に立ちました。

<こどもちゃれんじ>は小さな時からしており、「あったかおてがみ」などは、期限までに提出するよう目標を立てて早めに少しずつ取り組むように声をかけるようにしていました。そして、目標を達成したときには「すごい!」といってほめていました。そのせいもあってか、一度も欠かす事なく提出していました。

さらに家庭で工夫してみたことは・・・。

この経験は、最後までやり通すことの貴重な経験になっているはずと考えて、「○○(長男の名)は、欠かさずにいつも『あったかおてがみ』をだせているから、自転車だって絶対に乗れるはず!」と、自信を持つことができるように言葉かけをしました。

現在の子どもの様子と私の気持ちはこんな感じです

最後までやり遂げる事の大切さを子どもなりにも少しずつ分かってくれるようになったのか、「あったかおてがみ」だけではなく、工作などでも最後まであきらめずに取り組むことができるようになりました。以前なら、難しいと途中でやめたりする事もあったのですが、それがなくなったと同時に、集中力もついたように思います。

今はこんなふうに考えています。

一度達成感を味わうと大きな自信が持てるようです。子どもがくじけないように親が見守りながらやる気を引き出してあげたいですね。

学習習慣の素地作り

沢井 佳子 先生

「遊び」がすべての幼児期。でも、「園」に入ってしばらくたつと、「勉強」「学習」ということが気になる保護者のかたもいらっしゃるのでははないでしょうか。幼児期にこんなことに気をつけておくと、「学習」に関しても、いい影響がもたらされるということを保護者のかたにお伝えしたいと思います。

就学すると「さあ、みなさん○○をしましょう!」といった先生からの指示を「聞いて」⇒「理解し」⇒「行動する」ということが求められます。この最初のステップの「注意して聞く」能力は、その先の対人コミュニケーションや学習など全ての基本となります。そしてこの「注意して聞く」態度を身につけるには、幼児期における、おうちのかたの働きかけや環境作りがとても重要なのです。

「え?『聞く』なんてうちの子できてるわ」とお考えになるかたもいらっしゃるでしょう。が、最近は「今、しっかり見ておかなくても、あとでまたビデオで見られる」という意識があったり、オーディオ・テレビ・ゲームなど、ともすると子どもの情報処理能力を上まわる刺激に囲まれて、お子さんが育っている例がとても多くなっています。そうすると、「今、しっかり聞かなくては(見なくては)」という経験がとぼしくなりがちですし、さらに耳や目に入ってくる情報を『聞き流す・見過ごす』ような態度が作られてしまうのです。私たち大人も、必要な情報を聞き取るためには、不要な音や映像を無意識のうちに聞き流し・見過ごしていますが、そうした大人の聞き流しは、重要情報を選ぶ注意力のフィルターを通して、おこなっているのです。しかしながら、認知の発達が過渡期にある子どもたちを、常にこのような「聞き流し・見過ごし環境」に置いておくのは好ましくありません。小学校に入って「先生の話を聞けない子ども」というのは、「先生の声が聞こえても、それに『注意を向けて聞き取る』ように訓練されていない子ども」だという場合もあるのです。

じゃあ何の音も映像もない環境で育てれば安心なのか?というと、もちろんそうではありません。やはりできるだけ多くの経験や多くの情報に触れさせて、子どもの世界観や好奇心を大きく広げてあげたいと思うものですよね。ビデオやテレビやCDも、もちろんそれを助ける有効なメディアです。

おうちのかたのひと工夫で、ビデオやオーディオに囲まれた生活を「聞き流し・見過ごし環境」にしてしまわずに、「多くの情報の中から、必要な情報を注意して聞く」訓練の場にすることができます。そのひと工夫とは、ビデオなどを、お子さんと一緒にご覧になりながら、場面ごとに、 おうちのかたが笑ったり、驚いたりする視線・表情や「これはおもしろいね!」「すごいね!」といった解釈を与えてあげることです。そうすることにより、お子さんは「音声や映像のシャワー」だった部分にも、注意を向けて「これは大事なんだ」「これはおもしろいんだ」「すごいな」などと「意味をもった情報」として消化することができるようになるのです。このようにして「必要な情報に注意をむけ、聞き取る」態度を幼児期に育くんでおくことは小学校に入学してから「自分で考えて行動する」ことが求められる時期にむけての大切な準備だといえるのです。

体験談内検索