中3「夏期講習」はお子さまの学力を考えて[受験の天王山、夏をどう過ごす? 第2回]
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まずはお子さまの学力状況をチェック
塾に通っているお子さまは「夏期講習」や「勉強合宿」のお知らせを持ち帰っていることでしょう。しかし、お知らせやチラシを検討する前に、まずはお子さまの学力状況、ウィークポイントをチェックしてみてください。
お子さまの苦手教科は何か、特に苦手な単元はないか、中1、中2の時の通知表、実力テストの成績表などを材料にして、この機会にお子さまの学力を総点検してください。今回の定期テストの答案は手元にあるでしょうから、読解はちゃんとできているか、記述問題もきちんと書けているか……など、各教科・各単元の理解や知識だけでなく、答案作成上の読解力、記述力などまでチェックできるといいのですが……。なぜなら、2学期になると、志望校の過去問対策や、応用問題に取りかからねばならないので、夏休みこそが苦手を克服する貴重なチャンスだからです。
学力総点検をやって、今お子さまには一番何が必要なのかをハッキリさせること。夏期講習をどうするかを決めるのは、それからです。
大手学習塾の場合には、夏期講習にも「ハイレベル」「スタンダード」といった長期のレベル別コース、短期のテーマ別特訓、志望校別特訓だけでなく、受験生が苦手とする記述の特訓、思考力の特訓など、様々なオプションを用意しています。このうちどれがお子さまに必要かを考えて選びます。塾の担当者とも、こちらで考えた候補を持っていって相談するといいでしょう。
ここまで述べてきたことは、お子さま本人が夏期講習に行きたいという意思を示していることが前提です。友達も行くから、保護者のかたに言われたから、では高い講習料を払っても何にも身に付かないことになります。お金を出す際には、金額を示して本人の覚悟を促すことをおすすめします。そうしたことが、講習の効果を高めることにつながるのです。
夏だからと欲張りすぎない
熱心なご家庭ですと、夏期講習をいくつも受講させるケースもあります。暑さは体力を消耗しますから、当座はこなせても、秋以降に疲れとなって現れることがよくありますので、欲張らないことです。
それに勉強は自分自身で復習して初めて身に付くものです。教わりっ放しではいっこうに身に付きません。あれもこれも、とたくさん受講することをおすすめできないのは、講習を受けっ放しになりがちだからです。
夏休みの最大の目標は、「これまでやってきたことの総復習」と「苦手教科、苦手単元の克服」です。現段階は、先を急ぐよりこの2つを万全にすることが肝心です。講習もこの目標を達成することに合っているかどうかで選んではいかがでしょうか。
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