子どもなりに叩く理由がある場合もあるので、自分の気持ちを言葉に出来ないうちは汲み取るよう努めました。
F.Sさん Aくん (体験談当時の年齢:1歳10ヵ月頃〜2歳0ヵ月頃 男 第1子)
その当時の子どもの状況と私の気持ちはこうでした
もともと力も強く物怖じしない性格で、おもちゃの奪い合い等でしばしば他の子を叩いたりといった事は以前からもありました。しかし、ある事をきっかけに、それまで仲の良かったお友達を叩いたりおもちゃを取り上げたりと、顔を見ればいじめるようになってしまいました。そのある事とは、たまたま近くに寄って来たその子を私が抱っこしてあげたことで、息子はそれにやきもちを焼いて怒ってしまったという出来事でした。このようなやり方を取り入れたら、こんな効果がありました
最初はただ、いじめ始めたときに飛んでいって子どもを叱りつけていたのですが、余計にエスカレートするばかりでまったく効果はありませんでした。それに気が付いた保育園の先生に事情を説明したところ、「お母さんを取られたと思ってやきもちを焼いているのなら、さらに怒ることでますますお母さんはその子の味方をしていると思って、いつまでたってもいじめつづけますよ」と言われました。そしてまったく関係のない第三者に「人を叩いたりいじめたりするのは良くない事」ということを言ってもらったほうが良いと言われ、先生が早速、実践してくださいました。現在の子どもの様子と私の気持ちはこんな感じです
何度か叱って頂いた後、私も意識して「あなたが一番大事よ」という事をわかってもらう為、他の子をかまってあげたあとは、必ず同じように抱っこしてあげたり、遊んであげたりとコミュニケーションを取るようにしました。すると、だいぶ落ち着いて、最近は仲良く2人で遊ぶようになりました。同じ悩みを持つおうちの方へのエール
他の子を叩いたり、おもちゃを取り上げたりという場合、子どもなりにちゃんと理由があるようです。つい、「そんなことくらいで」と叱ることに重点を置きすぎて、子どもの言い分を無視してしまうこともあると思います。でも、「お母さんはあなたが一番大事なのよ」ということを常に子どもに伝えていけば、次第に落ち着いて我慢するということも少しずつ理解できるようになると思います。小さい子どもはうまく自分の気持ちを言葉に出来ないので、お母さんが汲み取っていっしょに感じてあげることが一番大切だと痛感しています。