カテゴリ

たたく・乱暴する

気に入らないとたたいたりかんだりする子に、こんなふうに働きかけました

事前に相手の子のお母さんに、手を出してしまう子どもの様子を話し理解してもらいました。

Y.Mさん Sちゃん (体験談当時の年齢:1歳11ヵ月頃 女 第1子)

その当時の子どもの状況と私の気持ちはこうでした

当時の娘はとても気が強く、気に入らない事があると、お友だちに乱暴して泣かせてしまっていました。その都度叱るのですが直らず、相手の子のお母さんに、「Sちゃんて強いのね」とか「またやっちゃった!」など言われ、私は謝りっぱなし・・・。身が縮む感じと悲しい思いで涙がこぼれてしまいました。

このようなやり方を取り入れたら、こんな効果がありました

事前に相手の子のお母さんに「今、手を出しちゃう時期で言い聞かせているんだけど直らないの。泣かせちゃうかもしれないけど、ごめんなさいね」と言っておくようにしました。もちろん娘にもできるだけ「ダメ」の一言ですまさず、「たたいたら痛いよ」と理由をつけて言い聞かせました。
娘の乱暴ぶりは相変わらずでしたが、先に断っておいたので、相手のお母さんが少し大目に見てくれるようになりました。私も“気にして言い聞かせている”という事を理解してもらえたので、少々楽になりました。お遊びの外出を制限してみました。娘は“友だちと仲良く遊ぶ”よりも、まだ“ひとり遊び”の段階なのかも、と思ったのです。無理に交流させようとしなくても、大きくなればきっと仲良く遊べるようになると思いました。そうしながら比較的仲良しの友だちや、私も親しいママ友だちとは会うようにしました。小さいながらも、気が合う合わないがあるようで、同じくらい気が強い子とはとても楽しそうでした。大ゲンカしてもすぐ仲良く遊びます。親同士はお互いさまで気が楽だし、「子どもは体で覚える事も必要だから、ある程度の事は目をつぶろうね」と話し合う事もできました。

現在の子どもの様子と私の気持ちはこんな感じです

言葉が増えると、だんだんたたいたりかんだりなどしなくなってきました。むしろ他の子が乱暴しているのを注意したりするほどで、私が口癖のように注意してきた言葉を真似して友だちをいさめる娘を見て、本当にうれしく思いました。3歳になるとさらにしっかりして、友だちとも仲良く遊べるようになりました。

同じ悩みを持つおうちの方へのエール

乱暴をする時期には、それを止めさせる効果的な方法は特にないように思います。“成長の一過程”と言いますが、時期がくれば必ず解決するはずです。ただ、野放しにせず、なぜやってはいけないのかを言い聞かせる事は必要だと思います。落ち込んだら友人や相談所に話したりして、親自身のストレスも発散して、子どもの長所を認めてあげながら、成長をゆっくり見守ってあげてください。
体験談内検索