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たたく・乱暴する

気に入らないとたたいたりかんだりする子に、こんなふうに働きかけました

何かを伝えたかった・・その気持ちを受け止めながら言葉で表すように教えてあげるといいようですよ。

N.Kさん Sちゃん (体験談当時の年齢:3歳6ヵ月頃〜4歳6ヵ月頃 女 第1子 東京都)

その当時の子どもの状況と私の気持ちはこうでした

園生活に慣れ、自分の気に入らないことがあると、お友達に乱暴をするようになり、困っていました。参観日に見ていると、お友達の使っているおもちゃを使いたいだけで叩いたり、先生に抱っこをしてもらっている子を押したり・・。申し訳ない気持ちと、どうしたら乱暴をしなくなるのかと本当に悩んでいました。やはり幼稚園入園前にあまりたくさんの子どもとかかわる時間を持たなかったことが原因かと自分自身も責めていました。

このようなやり方を取り入れたら、こんな効果がありました

幼稚園内のことは私が見ているわけではなかったので先生にお任せしましたが、乱暴してしまったと先生から報告を受けた時には、本人に確認をして「言いたいことがある時にはお口で言おうね。叩いたら痛いからね」と言って聞かせ、相手の保護者の方へ謝りのお電話もするようにしていきました。申し訳なさそうにする私の様子を見たり、怪我の様子を聞く会話などから、少しずつ娘も「悪いことをしたんだ」「お友達も痛いんだ」と理解できるようになっていったようです。きっとお友達とのかかわり方、自分の要求の伝え方がまだわからないと考え、お風呂の中などリラックスできる場所で「そのおもちゃ貸して」「仲間に入れて」など、自分の気持ちを伝える言葉を練習しました。

現在の子どもの様子と私の気持ちはこんな感じです

幼稚園の頃は少し手が出てしまうこともありましたが、さすがに入学する頃になると、乱暴することもなくなり、お友達とは上手にかかわっていけるようになりました。そして今は小学4年生ですが、お友達の気持ちを考えたり、自分の気持ちを出したり心の中にしまったり・・と、本当にこまやかなかかわり方をするようになってきました。小さな頃に、ストレートに自分の気持ちを表してきたので、心の中が満足し、上手にコントロールできるようになったのかもしれません。

同じ悩みを持つおうちの方へのエール

自分の気持ちを言葉で表すことを知っていくと、乱暴することもなくなっていきます。ご両親の温かな言葉で、教えていってあげることが何よりですよ。
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