受験勉強 保護者は11時間以上で満足
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アンケート期間:2013/9/4~2013/9/10 回答者数:271名
アンケート対象:大学受験予定の高校3年生の保護者のかた
※百分比(%)は小数点第2位を四捨五入して表示した。四捨五入の結果、各々の項目の数値の和が100%とならない場合がある
高校の夏休みは、部活に友達との付き合いにと、いろいろと忙しいものです。しかし、3年生になると卒業後の進路も意識し始め、特に大学進学をめざす場合には受験勉強に力を入れなければなりません。学校が休みになったことでクラスメートの動向がわかりづらくなり、受験に向けて、みんなどの程度勉強しているのか、当事者である子どもたち自身も保護者も気になるところでしょう。そこで、大学受験生の夏休みの勉強時間などについて伺いました。
受験勉強の時間は5~9時間
まず、塾や予備校などの夏期講習の受講状況を見ると「通っていた」が43.5%、「通っていない」が56.5%という結果でした。通っていなかった生徒は、学校の補習を利用しているケースが多かったようです。なお、アンケート結果からは、塾や予備校などの夏期講習は、入試に必要な科目が比較的少ない受験生が、より絞って学習するために利用していると考えられます。
【図1 お子さまは塾や予備校などの夏期講習に通われていましたか?】
また、塾などの夏期講習や学校の補習、家庭での学習をまとめると、1日のトータルでの勉強時間は「5時間~7時間未満」がいちばん多く23.2%、次いで「7~9時間未満」19.2%という結果した。
【図2 お子さまは、1日あたり何時間勉強していましたか?】
保護者は満足? 夏休みの勉強時間
さて、保護者は我が子の勉強時間について、どのように考えているのでしょうか。保護者が満足できる子どもの勉強時間の目安は、どうやら「11時間」ということが結果から読み取れます。「とても満足している」の割合は、11時間未満までは多くても20%あまりですが、11時間を超えたとたん、60%に跳ね上がっています。11時間といえばほぼ半日近く。受験勉強は時間だけすべてではありませんが、1日のほとんどを費やすほどに取り組んでくれないと安心できない保護者の気持ちが見え隠れしています。
【図3 お子さまの勉強時間は、保護者のかたから見て満足できるものですか?】
「受験の天王山」といわれることの多い夏休み。息抜きをさせてやりたいと思いながらも、たくさん勉強してくれないと安心できない親心や、子どもの将来への心配が、保護者の心中でせめぎ合っていることでしょう。子ども自身もここが踏ん張りどころ。長いようで短い夏休み、有効に使って満足のいく結果を手にしてもらいたいと思います。
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