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総合監修:二瓶 健次 先生
各専門分野の先生の紹介
生活・健康・安全アドバイス - 健康管理
季節の変わり目の体調管理で、どんなことに気をつけたらいいですか?
ありがたいことに、まだ生まれてから病気の経験がなく、秋になり急に気温が下がったときに、体調を壊しはしないかと心配です。季節の変わり目で気をつけるべきことがありましたら教えてください。
気温・室温に注意しながら体を季節に慣らしていくこと、暑さで消耗した体力を十分な栄養と睡眠により回復させることを心がけてください。
日本には春、夏、秋、冬といった美しい四季があり、その四季の移り変わりが日本人の生活の基盤になっています。手紙の最初にも必ず季節のあいさつが使われていますし、季節の変わり目には体に気をつけるようにという言葉も入ります。
これは四季の移り変わりを敏感に感じ取る日本人独特の情感の表れでもあり、日本人の長い間の経験から生まれたものだと思います。
冬の寒い時期、夏の暑い時期には、その寒さ、暑さを乗りきるために精神的にも、肉体的にも緊張しています。そろそろそれも限界にくるかなと言うころにちょうど季節の変わり目がやってきて、体調の変化が起こることが考えられます。また、厳しい寒さや暑さに体が慣れてきているところに、急にその厳しさが取れて、体が油断したり、バランスが崩れて体調を崩すということも考えられます。
春から夏、夏から秋などの季節の変わり目には急に暑い日があったり、寒い日があったりして気温も定まらないことも体調を崩す要因になります。また、日本では季節の変わり目の時期に生活、社会的な行事があることがあり、忙しくて体に気を回すことがおろそかになることもあります。
いろいろな要因が考えられますが、特に季節の変わり目に病気が多いというわけではありません。しかし、季節に順応するように衣服、室温に注意し体を慣らしていくこと、消耗した体力を回復させるために食事、睡眠などを十分取ることが重要です。
忙しい時期ですが、特に赤ちゃんの食事の食べる量、ご機嫌、活発さ、体重などに気を配ってください。