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総合監修:二瓶 健次 先生
各専門分野の先生の紹介
病気と予防アドバイス - 発熱
りんご病2歳7ヵ月
先生からのアドバイス
二瓶 健次 先生
通常の風邪を引いたときと同じような対応でよいでしょう。
りんご病は正式には伝染性紅斑(こうはん)と言われ、パルボウイルスというウイルスによって起こり、普通の風邪のような症状を起こします。
両方のほおが「りんご」のように赤くなるので「りんご病」と言われています。冬から夏にかけて見られます。
潜伏期間は2週間くらいで、せきなどにより飛沫(ひまつ)感染します。したがってほかの子どもにも感染する可能性がありますので、治るまで外に出さないようにしてください。
対応は普通の風邪引きのときと同じで、せきや鼻水については小児科で薬をもらう、熱があれば頭を冷やして水分を十分に取る、安静にするなど、特に「りんご病」だからといって特別な療法はありません。
通常は特に合併症もなく治りますが、熱が続くようであったり、頭痛、嘔吐(おうと)などが見られるようならば、さらに小児科を受診してください。