イマドキの大学図書館事情、どんな図書館がある?
みなさんは大学図書館と聞いて、どんなイメージを思い浮かべますか。静かで落ち着いた雰囲気? それともちょっと堅苦しい場所? 最近は従来の図書館のイメージを覆すような大学図書館が増えています。今回の記事では大学の図書館事情をご紹介するので、志望大学を検討するときの参考にしてください。
学生どうしの学び合いができる場所を備えた図書館が増えている
最近、図書館に「ラーニング・コモンズ」を併設する大学が増えています。ラーニング・コモンズは学生が自由に勉強できる共有のオープンスペース。テーブルやいすが設置されていて、自習で活用するのはもちろん、仲間と協力して課題に取り組んだり、議論したりすることも可能です。また、ディスカッションや発表などに使えるホワイトボード、プロジェクターを設置しているところも。さらに、インターネットに接続できるパソコンスペースを設けている場合もあります。大学図書館は単に資料を探したり、本を借りたりするだけの場所ではなくなってきているのです。
大学図書館では学生スタッフも活躍
大学図書館では専門の職員の他に、学生スタッフ(学生サポーター)も活躍しています。学生スタッフは、探している本の場所を案内したり、ラーニング・コモンズにある機器の説明をしたりするなど、利用者のサポートにあたります。専門の職員のかたよりも声をかけやすいと思うので、大学に入学したら図書館の上手な利用法について相談に乗ってもらうとよいでしょう。
また、大学によっては学生スタッフが展示企画のアイデア出しや、図書館の広報活動(広報紙の製作やブログでの情報発信)に携わるケースもあります。本が好きな人は大学に入学したら、自分も学生スタッフとして働いてみるのはどうでしょう? 本好きな仲間と交流が広がるかもしれませんね。
デザイン性が高く、最新設備が整っている大学図書館が続々登場!
設備が整っているキレイな大学図書館があれば、勉強する意欲も自然にアップしますよね。最近はデザインにこだわっていたり、最先端の設備が整っている大学図書館が続々登場しています。
例えば国際教養大学の図書館は、2014年度のグッドデザイン賞を受賞。年中無休、24時間開館していて多くの学生が利用しています。成蹊大学の図書館は近未来型のデザインが特徴的。慶應義塾大学の湘南藤沢図書館には、3Dプリンタや3Dスキャナ、レーザーカッターなどを備えた「ファブスペース」があり、最新機器を活用したものづくりが体験できます。
図書館は大学生にとって重要な勉強スペースになるので、自分の志望する大学の図書館がどんな設備を整えているのか、オープンキャンパスなどの機会を利用して、自分の目で確かめてみましょう。