譲れないという事は、性格というより子どもならではの成長過程。気を遣いすぎず、たくさんのお友達と接して。
N.Oさん Mちゃん (体験談当時の年齢:3歳1ヵ月頃 女 第1子)
その当時の子どもの状況と私の気持ちはこうでした
娘は独占欲が非常に強く、子どもの遊び場や公園でも、自分が使っているすべり台などの遊具に他の子がさわっただけで「ダメ」と泣き出したり、おもちゃなどの貸し借りもできませんでした。とにかく自分の物という意識が強くて「なぜうちの子はこうなのだろう」と、途方に暮れてしまいました。このようなやり方を取り入れたら、こんな効果がありました
解決につながったかどうかは疑問ですが、その場で注意する事にしました。「ダメでしょ、みんなで使うの」とか「○○ちゃんの物も借りてるんだから今度は貸してあげなきゃ」などです。お友だちやそのお母さんたちにも申し訳なく思っていて、気がつくといつも娘を怒っていたように思います。当の娘は、自分の要求が通らない上に私に怒られて、いつも泣いてばかりいました。周りのお母さん方からも「ちょっと難しい子かもね」などと言われたりして、本当にどうしたらよいか、よく考え込みました。母子二人の生活が中心だったので、なんでも自分の思い通りになると思っているのかなと考え、周りの人の迷惑になるかもしれないと思いつつも、なるべくいろいろな子と接触させようと、公園やサークル、幼児教室にも通わせたりしました。公園でも相変わらず気を遣いっぱなしでしたが、うちの子の話をすると周りの人も「うちの子もよ」と話してくれたりして、私自身気が楽になりました。幼児教室は娘に合っていたようで、少しずつイキイキとした表情になり、自分の事だけでなく周りの人の事も考えられるようになってきたようでした。現在の子どもの様子と私の気持ちはこんな感じです
今は幼稚園に通っていて、毎日いろいろな子のお話をしてくれます。お友だちに譲れるようにもなり、安心して遊ぶのを見ていられます。親はつい自分の子ばかり叱りがちですが、園に行くといろいろな子にもまれながら学んでいくのだな、と思いました。年少さんから幼稚園に入れてよかった、と思っています。同じ悩みを持つおうちの方へのエール
譲れないという事は、性格というより子どもならではの成長過程で、そのうちできるようになると思います。親も気を遣わずに、素直に接してみてはいかがでしょうか? 周りを気にしていると、ずっと自分の子ばかり叱る事になり、親にもストレスがたまります。「ごめんなさい」と謝りつつも、子どもはお互いさま、と気分をゆったり持つ事が大切だと思います。