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わがまま

わがままを通そうとする子に、こんなふうに働きかけました

すぐには効果が出なくても、成長とともに状況は改善されていきます。子どもを信じて待ってあげて。

M.Hさん Nちゃん (体験談当時の年齢:1歳7ヵ月頃 女 第1子)

その当時の子どもの状況と私の気持ちはこうでした

娘は非常に自己主張が強く、自分の主張が通るまでがんばる姿は、こちらが感心させられてしまうほどです。友だちと物の取り合いになったりすると、よほど年上の子でない限りは必ず勝ってしまいますし、友だちと遊ばせると先方の親御さんに謝罪する事が多くて気疲れします。親相手だととにかく泣いて主張し、その激しい泣きっぷりに負けてつい言いなりになってしまいました。

このようなやり方を取り入れたら、こんな効果がありました

まずは私自身が冷静さを保つようにしました。その上で一呼吸おき、「お友だちに『貸して』って言おうね」「ちょっと貸してあげようね」と説得してみました。こちらの言う事をどの程度理解できるかは分かりませんでしたが、繰り返し言えば理解してくれる、少なくとも「ママは困っている」という事は伝えられるかと思ったからです。結果は、ほとんど効果はなく、私も感情的になり最終的には力づくでおさめることになるので、落ち込む時もありました。育児書に「できたら思いきりほめてあげましょう」とありましたが、ほめる機会がない場合はどうするの?と疑問でした。主人と相談して「ワガママな要求をされた時は、泣きさけんでもとりあわずに無視しよう」と決めました。その後、いつものように娘が無理な要求を通そうと案の定大泣きし、二時間以上泣き続けた事がありました。私と主人はご近所の迷惑にならないように窓を閉め、エアコンをかけ布団をかぶって目をつぶり、娘がおさまるまでじっとしていました。すると、しばらくして突然泣きやんだかと思うと、「わかった!」と言ったのです。その時を境に、その件に関してはもうワガママを言わなくなりました。

現在の子どもの様子と私の気持ちはこんな感じです

2歳半を過ぎた今でも、やはり欲しい物は力づくで手に入れようとしますし、要求を通そうと泣いてがんばる毎日です。でも、いつからかははっきりしないのですが、状況は少し改善されてきました。こちらの言葉に納得すれば素直に従う事もあり、ちゃんと成長しているのだと実感しています。

同じ悩みを持つおうちの方へのエール

結局、親は子どもを信じて待つしかない気がします。もちろんいけない事、社会のルールや他人とのかかわり方などは教えていかなくてはなりませんが、すぐ理解してくれる事を期待してはいけないと悟りました。自己主張もある意味大切ですし、あまりよい子すぎても心配なもの。子どもの発達の一過程と思ってがんばっています。
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