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わがまま

わがままを通そうとする子に、こんなふうに働きかけました

どうしても許せないこと、危険なこと以外は目をつぶり、おおらかに構えて、言い聞かせながら成長を待ちました。

M.Kさん Yちゃん (体験談当時の年齢:1歳7ヵ月頃 女 第1子)

その当時の子どもの状況と私の気持ちはこうでした

とにかくよく泣く娘でした。思い通りにならないとダダをこね、食事も好き嫌いをする・・・。離れに住む主人の両親が、「今はそういう時期だから」と言うので危険な事以外はおおかた目をつぶっていましたが、このままでは単なるわがまま娘になるのではという不安が生じ、どう接するべきか分からなくなってしまいました。

このようなやり方を取り入れたら、こんな効果がありました

知人の先輩ママからのアドバイスをいただいて、その内容を実行してみました。主旨は「ぎゅっと抱きしめてから話を聞いてあげて」というものでした。まだ、しっかりと言葉が分からない娘には、話を聞くなんて無理ではないかとも思いましたが、ひざの上に乗せて抱っこして、キョトンとした表情の娘に言い聞かせる事にしました。最初は、よく分からないといった顔をして、話していても目を合わせようともしませんでしたが、次第に少しずつ理解できるようになったみたいです。そのせいか泣きわめく事が減り、また話をすれば相手が聞いてくれる事が娘にも分かったようで、すっかりおしゃべりになりました。対策という訳ではないのですが、離れに住む主人の両親の所へ、話をするために娘が一人で会いに行くようになりました。話ができるようになった事がよほどうれしかったのでしょう。そこで、どうやら「何でも食べないと大きくなれないよ」と言われたらしいのです。今までいくら注意しても嫌がって手もつけなかった野菜を、ある日、「いっぱい食べて大きくならないかんよ」と私と主人に言って、一口でパクッと食べたのです。突然の事に主人も私も開いた口がふさがりませんでした。当然のように食べる娘をいつもよりいっぱいほめてあげると、うれしかったらしくちゃんと食べるようになりました。娘なりに日々成長しているんだと実感できる出来事でした。

現在の子どもの様子と私の気持ちはこんな感じです

二人目が生まれ、そのためすっかり赤ちゃん返りをしてしまいました。しかし、私が入院中、娘の世話は主人がしていたのですが、「聞き分けのよいお手伝いもする子」だったそうです。おそらく娘なりに気を遣っていたのでしょう。今は、生まれたばかりの妹をかわいがったり、友だちと遊んでもゆずり合う事のできる子になり、以前悩んでいた事すら忘れてしまうほどです。

同じ悩みを持つおうちの方へのエール

子どものわがままには親のおおらかな対応が一番だと思います。とはいえ、つい怒りたくもなりますよね。でも、今思い返してみれば、小さい子が自分の意見を通す手段として泣きわめいたり物を投げたりするのって、全部成長の証だと思います。どうしても許せない事や危険な事以外は目をつぶってやらせてみてはどうでしょう。成長すると、自分で分かって落ち着いてくると思いますよ。
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