いくつも欲しがる時は『1個』と決め、繰り返し教えました。親が信念を持って教えることも大切なんですね。
O.Mさん Sちゃん (体験談当時の年齢:2歳0ヵ月頃〜3歳2ヵ月頃 女 第1子)
その当時の子どもの状況と私の気持ちはこうでした
子どものわがままというか、親の都合のほか何も無いのですが、買い物に行ったら「お菓子は1個、ゲーム機も1台、お菓子とゲームの両方はだめでどちらか1つ」と決めています。でもそんなこと、まだこんな小さい子どもには分からず、たくさん買って欲しいと泣いてねだります。でもどうにか分かってほしいと思い、どうしたら伝わるだろう、と考えました。このようなやり方を取り入れたら、こんな効果がありました
「泣いたら何も伝わらないよ」って言いました。「泣き声でOOちゃんの気持ちが消えちゃってお母さんに見えないよ」って言いました。そしたら、泣いて訴えるのをやめました。またなぜ「1個」なのか伝えました。「お金」というのはとても大切なもの、価値のあるもの、使い方次第で、良くも悪くもなる。それを娘に分かる言葉で伝えました。一度では分かりませんでしたが、「1個」と決めたら、どんなに娘が騒いでも私もそれ以上買わないし、何度か言っているうちに分かったみたいです。「ごっこ遊び」の中でも、時々「お客さん、1個ですよ〜」なんて言って、ちょっと意識させ、たくさん並んでいる「商品」の中から「1個」選ばせるようにしました。それと同様、お店に行っても、「1個」選ばせ、自分でお金を払うようにしました。それが楽しかったようで、「1個」選ぶのに時間もかかりますが、「もっともっと」はなくなりました。現在の子どもの様子と私の気持ちはこんな感じです
友達の中には自由に買っている子どももいます。そんな子どもの親からは「1個なんて無理!!」って言われます。でも、娘は自分の選んだ1個をとても大切にします。おもちゃも飽きないし、お菓子も無駄なく食べます。時々、友達と「遠足」に出かける事があるのですが、その時にはいつもより多めにお菓子を買ったりするのでその「時々」も楽しいよう。また、旅行などへ行けば、娘の財布に500円玉を入れ、たくさんのお菓子やゲーム機が気になっている本人に「あとO個だよ」って言いながら本人に希望を決めさせています。そういうところで楽しんでくれていると信じています。同じ悩みを持つおうちの方へのエール
やっぱり「1個」と決めたら、1個だと思います。親がどこかで「今回は・・・」ってそれを破ってしまったら、子どもは「前回よかったのだから、また今度も」と思うし、もしそれを「ダメ」と言っても「なんで前はよくって、今回はダメなの??」とわからなくなってしまうと思います。でも、ときには希望を満たしてあげないと、人のものを取ってしまうかなって思うときもありますので、我が家は遠足と旅行のときには少しぜいたく(?)をさせてあげています。