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頑固・こだわり

こだわり執着の強い子、こんなふうに接しました

危険が伴う時は、こだわるものへなるべく近づけない工夫をしました。

T.Nさん Tくん (体験談当時の年齢:1歳8ヵ月頃 男 第1子)

その当時の子どもの状況と私の気持ちはこうでした

息子は、エスカレーターやエレベーター、自動ドアにとても興味があるようで、スーパーなどに行くと、それらの物からなかなか離れようとしません。彼にとっては何か楽しい事があるのだろう、そのうち飽きてくるだろうと思いましたが、指をはさんだり巻きこまれたりしたら大変危険なので、いつも目を離さないようにしていました。

このようなやり方を取り入れたら、こんな効果がありました

目を離さないようにするしかなかったのですが、口で言い聞かせていてもつい感情的になり、軽くたたいてしまった時もあります。それでも息子はまだじっと見ていたり、エレベーターのボタンを押しまくったりして遊んでいました。おもちゃやお菓子など他の物に興味を移そうとしましたが、これも効果がありませんでした。ある時は、ちょっと目を離したすきに一人でエレベーターに乗ってしまい、母子連れのお母さんがドアが閉まるのをずっとおさえてくれていなければ、息子を見失ってしまうところでした。一度に買いだめをして、なるべくスーパーに行かないようにしました。また、主人や私の友人に同行してもらって、息子を注意してもらったり、言う事を聞かずにいたら、あきれたように「ずーっと一人でいなさい。ママは先に行くよ」と置いて行くふりをしたりしました。しかし、主人や友人に注意してもらっても、どうしても興味のある物の方へ行ってしまいました。その上、近所の友人親子と出かけると、友人の子どもも一緒になって遊んでしまいます。しかし、置いて行こうとする素振りを見せると、だいたい泣きながら私を探しに来ました。

現在の子どもの様子と私の気持ちはこんな感じです

今は、興味がおもちゃやお菓子売り場に移り、エレベーターや自動ドアから離れない事はなくなりました。エスカレーターに乗ろうと言うと喜んでいる程度です。子どもとしては、どうして動くのか不思議なのでしょう。最近では動く物の中で、特に電車や車に興味を持っています。やはり成長の過程だったのかな、と思います。先日は回転寿司を見て目を輝かせていました。

同じ悩みを持つおうちの方へのエール

祖母に「ボーッとしている子より何かに興味を持っているほうがいい」と言われた事があります。
親心としては、我が子が好きな事を見つけた喜びと、危ない事はしっかり注意したい思いとの間で揺れると思いますが、根気よく長い目で見守る事が大切だと思います。時間が解決してくれる日も来るでしょう。懐かしいな、と笑い話になると思います。
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