テストで失敗しないための集中力を高めるコツ

テストで良い成績を取るためには「事前にしっかり勉強しておくこと」に加えて「本番で実力を十分に発揮すること」がポイントになります。テスト当日に集中力をキープできれば、本来の実力をきちんと発揮できるでしょう。今回はテスト本番に集中力を高めるコツを紹介します。


そもそも集中力が切れていると、なぜいけないの?

 テスト中に集中していないと、単純な計算ミスや英単語のスペルミスなど、ケアレスミスを招きがちです。また「問題文をよく読まずに解答してしまう」というミスも考えられます。

 

例えば「説明として誤っているものを2つ選びなさい」という設問に対して、正しいもの1つ選んでしまったり、「漢字の読みをカタカナで書きなさい」という問題に対して、ひらがなで答えてしまったりしたことはありませんか?

 

本来は解けるはずの問題なのに点数に結びつかないのは、もったいない話です。ケアレスミスや設問の読み違えは定期テストだけでなく、大切な入試本番でも起こりうること。普段の定期テストから、集中して問題に取り組むように意識しておくべきなのです。

 

 

集中への意識づけを普段の勉強から取り入れておこう

 野球選手がバッターボックスに入る前や陸上選手がスタートラインに立つ前に、決まったパターンの動きをして気持ちを高めている光景を見たことはありませんか。これと同じように 一定の“儀式”を決めて、集中力のスイッチを入れるというのも一つの方法です。

 

例えば、「ゆっくり○回、深呼吸する」「目をつぶって肩の力を抜き○秒数える」など、自分に合いそうなものを本やインターネットで調べて試してみましょう。部活をやっている人はすでに実践しているかもしれませんから、それを応用してもよいでしょう。普段の勉強の時から、集中の“儀式”を習慣づけておくと、テスト前にも効果を発揮するはずです。

 

また、テストの途中でだんだん集中力が切れてくる人もいるでしょう。そういう人は、テスト時間が50分なのに、普段の勉強が30分単位になっていませんか?テストの時間が50分ならテスト勉強の時間も50分単位にして、時間に慣れておきましょう。

 

 

不安を少なくすれば、集中力も増す

 「スポーツの試合や音楽の発表会では集中できるのに、テスト本番になると集中できない」という人もいるかもしれません。人は心配事や不安があると、なかなか集中できないものです。「復習していない範囲が出てきたらどうしよう…」「時間がなくて覚えきれなかった単語がいくつもある…」など、テスト直前に感じる不安は、準備不足が原因になっていることがほとんどです。逆にしっかり準備できている人は、目の前の問題に集中できるでしょう。

 

定期テストは模試と違って出題範囲がきちんと決まっていますから、やろうと思えばひと通りのことを復習できるはず。集中してテストに臨むためにも、計画的に勉強を進め、少しでも不安な要素をなくしておきましょう!

 

 

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