料理のお手伝い、子どもに刃物を安全に使わせるには
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家庭で子どもと一緒に料理を楽しみたいが、どこまでのことをまかせられるのか、何歳の時に何ができるのかなど、不安な点は多い。特に調理に「刃物」はつきもの。ベネッセ教育情報サイトでは、子どもに実際にまかせるお手伝いの内容や刃物を扱う際の注意点を、料理研究家の上田淳子氏に聞いた。
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包丁は物がよく切れて、料理がうまくなったように思える、子どものあこがれの道具です。しかし、3~4歳の子どもには「包丁は危ない」という認識がまだないため、刃物を持たせるべきではありません。ナイフが危ないものだということは、保護者がきちんと教える必要があります。それをきちんと認識できるようになるのが、5歳くらいからだといえます。
とはいえ、包丁は刃を落とすだけで切れてしまうので、5歳にはまだ危険です。そこで、最初はギザギザの刃のナイフを使いましょう。ギザギザの刃のナイフであれば、前後に動かして初めて切れるため、包丁の前段階の練習に最適。5歳の子どもにも扱わせることができます。
また、(刃が)やわらかいテーブルナイフも、軽く前後に動かすことで切るため、切れるものが限られ、練習をするのによいでしょう。ただし、使わせる時には、保護者のかたが近くで見守る必要があります。
料理の手伝いにはステップがあります。
● Step1:「ちぎる・混ぜる・並べる」「卵を割る・粉状のものをかける」
● Step2:「ギザギザの刃のナイフで切る」「チーズ、バターなどをぬる」(道具を使っての作業)
● Step3:「お米をとぐ・炊く」「包丁で切る(初級)」「フライパンで焼く」
● Step4:「包丁で切る(中級)」「なべで煮る」
3歳から5歳くらいの間では、年齢によって危険への認知度が異なり、手先の器用さもずいぶん違います。ステップとは別に、できることとできないことがあることを理解しておきましょう。
出典:一緒にお料理、お手伝い! 刃物の扱い -ベネッセ教育情報サイト
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