【Q&A】小学生の英語学習にかける教育費 相場は? いつから始めると費用対効果が高い?

Q:小学生のうちから英語学習にお金をかけるべき?

保護者の時代は中学校から英語を学びましたが、今の子どもたちは小学校から学んでいます。3・4年生で英語に親しむ時間が設けられ、5・6年生では教科となって成績がつくようになっています。大学入試においても英語がより重要視されるようになっていることもあり、我が子の将来を見据えて英語力をつけたいと考える保護者は多いようです。ベネッセの調査では小学生の保護者の80%超が「実際の場面で使える英語力を身につけさせたい」と回答しています。

ただ、英語を学校外で習わせないと英語力がつかないのかという点は、明快にお答えしづらいものです。中学生になってからの学校の学びだけで英語を使えるようになった人は存在するからです。

英語を習わせる目的を、大人になってから英語を使えるようにすることとするのか、当面の学校の学びに遅れないようにすることなのか、外国の文化に触れる機会を早くから持たせたいのかなどとはっきりさせることにより、英小学生のうちからお金をかけてでも英語学習をさせるべきかどうか家庭で判断するとよいでしょう。

Q:小学生が英語を学ぶ費用ってどれくらい?

英語を学ぶと一口に言っても、英会話教室なのか学習塾の中の「英語」なのか、またオンライン教材で一人で自宅で学ぶものや、英語対応の学童保育所もあり、費用は様々ということになります。総務省の小売物価統計調査では一般向けの英会話教室に週1回通う場合の月謝(グループレッスン・初心者クラス)は全国平均で約1万1000円のデータもあるようです。

全国展開している子ども向けの教室の場合、月謝は6~7千円台が多く見受けられます。教材費や検定料は別に支払います。オンライン講座の場合、月謝はリアルな教室よりも抑えられているようですが、タブレットやパソコンに加え、安定した通信環境を用意する初期費用が発生します。

Q:費用対効果を高めたい!英語学習を始める時期はいつ?

幼少期に教育にお金をかけるほうが投資効果が高いとする研究結果があるようです。となると、一日でも早く英語学習を始めたくなりますが、我が家の事情、子どもの事情を見極めてから始めてみてもよいのではないでしょうか。

大学入学までに一定の英語力を持つことをゴールとして英語学習を開始する場合、年齢ごとにかかる金額が同じであれば、英語学習を始める時期が早いほど費用合計はかさみ、開始時期が遅ければ費用合計は少なくて済むはずです。

問題は、早くに始めたのに大学受験目前になって英語力が目標に達していないことに気づき、さらなる費用をかける場合です。毎年の費用対効果が、想定よりも小さかったことになります。反対に、子ども自身が英語を学ぶ意義を理解してから学び始めることで、1年あたりの費用対効果が高まる可能性も考えられます。

子どもの性格などもしっかりと見定めてから、我が家の英語学習をスタートしましょう。

菅原直子

「らいふでざいん菅原おふぃす」代表。ファイナンシャルプランナー、教育資金コンサルタント。子育て世帯の教育費を中心としたライフプラン相談、進学資金が不足している高校生と保護者向けの教育資金セミナーおよび親が老後破産しないためのアドバイスに注力中。「子どもにかけるお金を考える会」メンバー。子どもは3人。

「子どもの生活と学びに関する親子調査2015-2018」
https://berd.benesse.jp/shotouchutou/research/detail1.php?id=5437

「小売物価統計調査(動向編)」総務省
https://www.stat.go.jp/data/kouri/doukou/3.html

プロフィール

子どもの教育資金を考える女性FPグループ

メンバー全員が子育て経験を持つ女性FPのグループ。各自の子育て経験や得意分野を活かして、消費者向けのセミナーや相談業務、執筆、監修などを手掛けている。教育資金に関する情報発信の機会も豊富。

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