音楽を聞きながら勉強をするメリット・デメリットと選曲ポイント
- 学習
「音楽を聞きながらの勉強をする」という人も多いと思いますが、果たして音楽を聞きながらの勉強は効率がよいのでしょうか?
ながら学習は悪いことと言われていますが、音楽を聞きながらの学習が一律に学習効率を下げるというわけではないようです。
勉強に適した音楽の選曲ポイントと音楽を聞きながら勉強するメリット・デメリットを紹介します。
音楽を聞きながらの勉強は悪ではない
「音楽を聞きながら勉強するよりは、無音の環境で勉強した方が集中力は上がる」と思っている人も多いですが、流す音楽の種類や音量によっては「ながら学習=悪」にならないようです。
ベネッセ教育情報サイトの『どうしても勉強に集中できない!そんなときは…音楽の効果を知ってメリハリ集中法」』という記事によると、音楽には「理屈を超えて、人間の喜怒哀楽に直接働きかける、大きな力があり」「人間関係をスムーズにしたり、人を助けようという気持ちを高めるという研究結果もある」のだそうです。
(出典:どうしても勉強に集中できない!そんなときは…音楽の効果を知ってメリハリ集中法
https://benesse.jp/contents/benkyou-shuchu-ongaku/index.html
)
音楽も使い方によっては、勉強のブースターになる可能性があるということですね。
音楽を聞きながら勉強するメリット・デメリット
音楽を聞きながら勉強するメリットとデメリットにはこんなものがあります。
メリット
・単純作業を飽きずにする効果が期待できる
・他の雑音を遮断する効果が期待できる
デメリット
・考える勉強では集中力が落ちる場合がある
・歌詞付きの音楽は意識がそちらに向いてしまう
・大きい音だと難聴の原因になる場合がある
音楽を聞きながらやる勉強と相性がよいのは、英単語や漢字の演習や暗記といった単純作業です。音楽を聞きながらすることで飽きずにやることができますし、曲の印象と一緒に覚えることで曲を思い出すと単語も思い出せるかもしれません。
音楽を聞きながらの学習に向いていないのは、英文解釈や現代文の読解、数学の証明などの言葉を使って考える作業が必要な勉強です。特に歌詞つきの楽曲との相性はよくありません。かかっている音楽の歌詞に思考が邪魔されてしまう場合が多いです。
勉強中にかける音楽の選曲ポイント
勉強中に音楽をかけるとき、選曲のポイントになるのは「邪魔にならないこと」「嫌いな曲ではないこと」「歌詞つきよりは歌詞なし」などがあります。
音楽をかけると単純作業を飽きずにこなすことができるとは言いましたが、だからと言って苦手な曲をかけ続けるとストレスが溜まってしまいます。好きな曲を作業の邪魔にならない程度に小さい音量でかけるのがよさそうですね。
長時間、ヘッドフォンやイヤホンをつけて曲を聴くことで難聴や外耳炎になる問題もあります。音量や再生時間には注意しましょう。
まとめ & 実践 TIPS
勉強のモチベーションを保つために音楽に頼るのは悪いことではありません。音楽には様々な効果が期待できるので、上手に利用すれば学習効率のアップにもつながるでしょう。
音楽にばかり気がいってしまい、勉強に集中できないようなら休憩を挟むなど、学習の区切りとして使っても作業が捗りそうです。
出典:ベネッセ教育情報サイト どうしても勉強に集中できない!そんなときは…音楽の効果を知ってメリハリ集中法
URL https://benesse.jp/contents/benkyou-shuchu-ongaku/index.html
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