プログラミングを活用した理科はどんな授業をしている?

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プログラミングが必須化され、どんな授業が行われているのか気になっている保護者の方も多いと思います。

自分の子どもがどんな授業を受けているのか、プログラミングを活用するとはどういうことなのかを知りたい方に向けて、授業にプログラミングを活用する目的と、理科の授業での活用事例について紹介します。

この記事のポイント

理科の授業でのプログラミング活用とは

文部科学省による小学校プログラミング教育の手引き(第三版)の中にある小学校でのプログラミング教育のねらいの1つに「③各教科等の内容を指導する中で実施する場合には、各教科等での学びをより確実なものとすること」があります。

これを受けて、小学校の学習指導要領では、算数科、理科、総合的な学習の時間でのプログラミングを用いた学習活動についての例示があり、該当科目ではプログラミングやICTを活用した授業が行われることになっています。

理科の授業でプログラミングを活用することで、実験を行うことが困難な単元の学習の理解を図り、子供たちの思考をまとめる新しいツールを提供することが期待されているのです。

コードを書くわけではないので心配は不要かも?

プログラミング教育というと、映画やテレビドラマに出てくるエンジニア職のようにパソコン上に英語に似たコードを書き込み、何か機械を動かすイメージがあるかもしれませんが、小学校でのプログラミング教育の主体はそういったものではありません。

あくまでも教科の理解を助け、論理的思考を育むための道具としてのプログラミングなので、理系科目や英語が苦手だとしても、不安に感じる必要はあまりないでしょう。

プログラミングそのものを行う授業もありますが、コードを書くというよりはコンピューターにやってほしいことを、予め作成してあるリストから選び並べていくような形になります。指示リストは視覚的にわかるようになっているので、子どもたち自身も入力する感覚はあまりないはずです。

小学校の理科の授業でのプログラミング教育例

ベネッセ教育情報サイトには、実際に小学校の理科の授業で使われたプログラミング教育の事例があります。

小学校6年生の理科の「電気の利用」においての活用例では、教育用に開発されたコンピューターボード「マイクロビット」を使い、暗くなったときに電気がつき、明るくなったときに電気が消える仕組みについて考えます。

子どもたちは「暗くなった」「明るくなった」をコンピューターが理解するための条件など、人間なら当たり前にわかることをどうやってコンピューターに伝えるかについて議論をしながら、学んでいました。

まとめ & 実践 TIPS

プログラミングの学習というと、身構えてしまう保護者の方もいると思いますが、子どもたちの理解を深めるために導入されたものなので、身構える必要はありません。

自分たちの時代とは違った授業を受けているはずなので、子どもと学校の話をする際の話題の1つにしてみてはいかがでしょうか。

普段はあまり口を聞いてくれない子どもも、喜んで話してくれるかもしれませんよ。


出典:文部科学省 プログラミング教育
URL https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/zyouhou/detail/1375607.htm

出典:文部科学省 小学校プログラミング教育の手引き第三版
URL https://www.mext.go.jp/content/20200218-mxt_jogai02-100003171_002.pdf

出典:ベネッセ 教育情報サイト 理科
URL https://benesse.jp/programming/beneprog/tag/理科/

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