<第4回>デジタルだから、できる学びがある。デジタルだから、伸ばせる力がある。【PR】
進研ゼミ中学講座統括責任者
成島 由美
ICT(情報通信技術)は今や私たちの生活になくてはならないものです。近年では教育業界でもデジタル教材やオンライン授業などICTを活用した学習を取り入れる動きが活発化しています。進研ゼミも、いち早くICTを活用した学習を導入してきました。そこから見えてきたICT活用の効果と可能性について、進研ゼミ中学講座統括責任者の成島由美がお話しします。
●デジタルで、「学び」がもっと身近になる
例えば問題を解いて答え合わせをするとき、間違ったところは解説を読んで理解しますが、解説文が長いと読む気にならないことがあります。しかし、デジタル教材なら解説を音声で読み上げることもでき、大事な箇所は強調してくれるので、ポイントも頭に入りやすい。また、解説画面はスモールステップを踏みながら一画面ごとに表示されるので、無理なく理解できます。解説の画像も動画だとリアリティがあり、学習内容をより身近に感じられます。
さらに近年では、タブレット端末の導入がデジタル教材の可能性を大きく広げています。例えば数学の立体図形の問題は、画面上の図形を実際に指で触れて動かし、直感的に考えられるようになりました。また、タブレット端末で、テスト前に自分のノート等覚えたいものを写真で撮り、自分専用の暗記シートを作って学習できるようになるアプリを、今年開発しています。日々増え続ける暗記物を持ち歩かずに済み、1台で学習できるので便利です。
進研ゼミ中学講座 「キミ専用!定期テスト 楽★暗記アプリ」
●プラスの循環を生む、双方向コミュニケーション
ICTによって会員と進研ゼミのつながりが密になったことも大きな変化です。もちろん、これまでも会員とのやりとりはありましたが、月に数回程度が限界でした。しかし、今はインターネットを活用することでその頻度は格段に増え、進研ゼミの価値が飛躍的に高まっています。掲示板での会員同士のコミュニケーション、情報サイトへの投稿、ウェブイベントへの参加などにより、進研ゼミが以前にも増して身近で魅力的な場所になり、それが勉強するきっかけやモチベーションにもつながっているのを日々会員から寄せられるコメントを見て実感します。今後はとくに会員同士のコミュニケーションに力を入れ、中学生最大のプラットフォームになることを目指していきたいですね。
会員とコミュニケーションが密になったことで、リアルタイムで蓄積される学習履歴や掲示板での生の声を教材作りに生かせるようになったのも大きなメリットです。例えば、12月に公開していた「世界の英語にチャレンジしよう」というウェブコンテンツでは、外国人にインタビューしてその内容をクイズで紹介しています。その掲示板にはたくさんのコメントが寄せられていて、「意外と簡単だった」という声から小学校英語の進化を感じたり、「本物の英語は速いけど、どんどん聴きたい!」という声から英語へのニーズを感じたりとリアルな評価を知ることができます。ICTによる双方向のつながりは、会員と進研ゼミのお互いにとってプラスの循環を生み、より豊かな学びを可能にしています。
進研ゼミ中学講座会員サイト 「チャレ友部」
●大人の目が届く「今」のうちに、必要なリテラシーを育む
一方、ICTはネット依存や有害サイトなど不安な面を抱えているのも事実です。
しかしICTは、すでに避けて通ることはできない社会的なインフラであり、子どもたちは社会に出たらどうしても向き合っていくことになります。だとしたら、我々大人がサポートできる今のうちに、正しい使い方を身につけ、自立して使える力やインターネットで世界を広げる力を育んであげたいと考えています。
インターネットに限ったことではありませんが、何が危険なのか、どういう使い方が健康を害するのか、よく理解しないままただ禁止されると、子どもは好奇心からそこをかいくぐろうとするものです。ICTリテラシーを育むには、まずは親子で正しい知識を身につけ、ご家庭のルールを決めることが大切です。進研ゼミでもWebサイトでインターネットの正しい使い方を紹介しています。
学習分野においても、従来の学びでは得られない重層的で多様性のある“上質な学び”を得ることができます。「進研ゼミ中学講座編集室特選アプリケーション、サイトのご紹介」(https://chu.benesse.ne.jp/open/ipad/)では、体のパーツを動かして人体模型を完成させる「あそんでまなべる人体模型パズル」や、動物から宇宙のことまでほぼ毎日更新される写真付き記事サイト「ナショナル ジオグラフィック日本版」など、子どもの学びを広げ、深めるアプリケーションやサイトを多数紹介しています。ICTの悪い面だけ見て閉ざすのではなく、ぜひ良い面を活かして豊かな学びを体験してもらいたいですね。
進研ゼミWebサイト 「インターネット安全ナビ」
●オンリーワンの学びの実現に向けて
ICTを活用した学習はスタートしたばかり。まだまだ無限の可能性を秘めています。進研ゼミとしては、これからはもっと個に応じた学びを提供していきたいと考えています。現在のデジタル教材でも、理解度や苦手なポイントに合わせた個別学習ができるので、会員の方から「効率よく学べる」「苦手が克服できた」と高い評価をいただいていますが、今後は学習の仕方も使う人の特性に合わせてカスタマイズできるようにしていきたいと考えています。
今後も私たちは、従来の紙をベースとした独自のノウハウに最新のICTを融合し、オンリーワンの学びの実現を目指していきます。子どもたちのリアルな声を見つめ続けてきた進研ゼミの挑戦は、まだまだ続きます。