子ども手当、56.3%が積み立てや貯金をするつもり!
アンケート期間 2009/10/07 回答者数:1,364人
アンケート対象:全国の本サイトメンバー 中学生までの保護者
※百分比(%)は小数点第2位を四捨五入して表示した。四捨五入の結果、各々の項目の数値の和が100%とならない場合がある
子どもが学校に通うようになると、公立の学校であれば、給食費に加え、体操服などの被服費、上履き代といった諸費用がかかります。私立であれば、入学金や授業料も必要です。また、勉強やスポーツなどさまざまな面で子どもをサポートしようと、塾や習い事に通わせる保護者も多いのではないでしょうか。そこで、今回は、そういった教育にかかる費用はどの程度なのかを伺いました。合わせて子ども手当についても、使い道やどう感じるかを質問しています。教育とお金について、保護者の本音をご紹介します。
今回は、中学生までのお子さまをお持ちの保護者にご回答いただきました。
公立の6割弱が、学校教育費年間10万円未満と回答
最初に、昨年度の年間の学校教育費を伺いました。複数のお子さまをお持ちの保護者のかたには、年上のお子さまの学校についてお答えいただいています。
【図1 あなたの中学生までのお子さまのうち、一番上のお子さまについてご回答ください。昨年度、学校教育費(お子さまの学校に指定されて支払った金額)はおよそ年間いくらかかりましたか?(全体)】
【図2 あなたの中学生までのお子さまのうち、一番上のお子さまについてご回答ください。昨年度、学校教育費(お子さまの学校に指定されて支払った金額)はおよそ年間いくらかかりましたか?(国公私立別)】
回答で最も多かったのは、「学校教育費は5万円~10万円未満」「5万円未満」という回答と合わせると、全体の約半数に達します。
学校別に見ると、子どもを公立に通わせている保護者の6割近くが、「学校教育費は10万円未満」と答えました。一方、私立に通わせている保護者からは、「学校教育費は年間50万円以上」という回答が多く、半数以上を占めています。
入学金も授業料も無料である公立の小・中学校に比べて、私立の小・中学校が学校教育費を多く必要とするのはやむを得ませんね。
学校教育費を妥当な金額と考える保護者が多数!
では、保護者は、学校教育費の額についてどう感じているのでしょうか。
【図3 図1で回答した金額について、あなたはどう感じますか?】
【図4 (縦軸)あなたの中学生までのお子さまのうち、一番上のお子さまについてご回答ください。昨年度、学校教育費(お子さまの学校に指定されて支払った金額)はおよそ年間いくらかかりましたか?(横軸)図1で回答した金額について、あなたはどう感じますか?】
半数以上の保護者が、「学校教育費は妥当な金額である」と答えました。理由としては、「入学金も授業料もかからず、給食費も必要最低限の出費だと思います」といった声が公立の保護者から多く寄せられています。私立の保護者からは、「海外への留学費などもあるため、仕方がないと思います」という声も。
金額別に見ていくと、「10万~15万円未満」までは「妥当な金額である」という回答が過半数ですが、「15万~20万円未満」になると、「高すぎる」「少し高い」の合計が約半数を占めて逆転します。
具体的には、「部活のユニホーム代」「給食費」「修学旅行費の積み立て」などを「高い」と感じる保護者が多いようです。もっとも、「給食費」については、「費用対効果を考えると弁当よりずいぶん安い」「安いうえにおいしい」といった声も少なくありませんでした。
この記事はいかがでしたか?