92%が「誕生日会」を友達とはやらない、と回答

アンケート期間 2009/02/04~2009/02/10 回答者数:1323人
アンケート対象:全国の本サイトメンバーの保護者
※百分比(%)は小数第2位を四捨五入して表示した。四捨五入の結果、各々の項目の数値の和が100%とならない場合がある。

子どもの誕生日会、今ではどのくらい行われているのでしょうか? Benesse教育情報サイトメンバーにアンケートを実施したところ、実施しないという回答が想像以上に多く寄せられました。

就学前のお子さんが約14.5%実施しているものの、全体で見ると、実施しているのは約8%と少数。その理由を見てみると、「もうそういう年齢ではない」「男の子はやらない」「周りもやらない」「一度もしたことがない」という、お子さまの年齢や性別による事情、また今までそういった経験がない・周りでもしないという昨今の事情をうかがい知ることができました。

【図1 あなたのお宅ではお子さまの誕生日を祝って、家族のお祝いとは別に「誕生会」をしますか? 本学年での誕生日についてご回答ください。】
図1 あなたのお宅ではお子さまの誕生日を祝って、家族のお祝いとは別に「誕生会」をしますか? 本学年での誕生日についてご回答ください。

どんどんやらなくなっている家庭での「誕生日会」

「私が子どものころはもっと盛んだったけれど、廃れたのでは?」という声もあるとおり、誕生日会といえばかつてはもう少し活発に行われていた地域も多かったようです。それがここまで行われなくなった背景は何でしょうか?

そもそも、「共働きの家庭が増えた」ということと、「放課後は習い事や塾などで友達同士で集まりづらくなった」ということは言えるでしょう。家庭環境が大きく変化したのです。
子どもだけの家に人を招くことはできません。また、ウイークデーの授業時間が増えているので下校時刻そのものが遅くなり、休日は家族でゆっくり過ごすか習い事に行くことが多くなっています。そのため「みんなの調整がつかない」ことは容易に想像できます。
このような物理的な理由が最も大きいものの、あえて「なぜやらないのか?」とお聞きしてみたところ、興味深い回答が見られました。「自分のうちにもあてはまる」というかたは少なくないのではないでしょうか。

  • ●料理が苦手だし、他人を家にあげたくないし、子どもが苦手で他人の子どもの世話をどうしてよいのかわからないので。
  • ●幼稚園のころ、お友達を呼んでの誕生日会を開くのが禁止だったため、一度もしたことがない。でも、「誰が呼ばれた、呼ばれなかった」や、自分がお友達に呼ばれたから自分の時も呼ばなくちゃなど、変な気を使うようになるのは、お互いに負担になると思うので、これからも開くことはないと思う。誕生日は、家族で祝えばそれでよいと思う。大きくなったら、本当に仲の良いお友達と、自分のお小遣いの中でプレゼントを交換したりすることはあるかもしれない。でも、そういう自分の判断であれば、特に問題ないと思う。親がおぜん立てする必要はないと思う。
  • ●誰を呼ぶのか、どこまで呼ぶのか、プレゼントはどうするのか……面倒なのでやらない。その代わり、クリスマス会などはやります。
  • ●先輩のお母さんに聞いたところ、招待されるとプレゼントの金額で悩み、招待するとお返しの金額で悩むそうです。子ども同士の付き合いを超えてしまいそうなので、うちではしないことにしました。
  • ●小さなころ、子どもからやってほしいとの訴えはあったが、多数の子どもを家に招くのが嫌で、はぐらかしてやらなかった。そのまま、やるきっかけもないまま今日に至り、中学生になって今さらやらなくてもいいのでは……と、そのままになっている。
  • ●自宅でするとなると、部屋の広さを考えるとせいぜい2、3人しか呼べません。仲の良い友達を選ばせるのもかわいそうですし、招待できなかった友達にも申し訳ないですよね。以前仲の良かった友達の誕生日会があって、そのお宅は、うちよりはるかに大きいお宅なのに、「お母さんから言われて5人までしか招待できないのよ、だからごめんね」と言われて、その友達が招待する子を選び、結局うちの子は声がかからず、子どもは少しショックを受けていました。その時はあまり深く考えませんでしたが、外でするにしても、やはり誰でもOKというわけにもいかないですし、招待する子を選ぶのも正直難しいので今までやったことがありません。
  • ●「呼ばれた」「呼ばれない」で、もめそうだから。親の関係にも響きそう……。また、親が準備をしなければならず、面倒だから(プレゼントについても、いろいろと考えると面倒)。
  • ●やったことがないし、プレゼントのやりとりがイヤなので。子どもはやりたいようだが。
    ●なぜこちらの子を呼んで、こちらの子は呼ばないのかなどのトラブルがあったりするので、基本的に誕生日会等はしないことにしている。

ここからわかることは、この三つが大きなネックである、ということでした。
1.「招待する・しない」がトラブルのもとになりそう
2.プレゼントの額などが難しい・気を使う
3.準備や当日たくさんの子どもたちを家に上げて対応するのはたいへん

これらの理由があるうえに周りでもこのような習慣がなく、家族で祝っているので、トラブルや面倒ごとを背負い込み、物理的な制約を調整してまで誕生日会を開く理由がない、というのが今時、ということなのでしょう。

さて、すっかり行われなくなったことがわかった誕生日会ですが、その代わりに「誕生日プレゼント」はお子さん同士で交換しているという回答が多く見られました。

さっそく、どのようなものをどのくらい誕生日プレゼントとしているのか、紹介しましょう。

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