伸び続けていくための学習習慣とは?

今回も当サイトで反響をいただきました「学習習慣」について、引き続き考えていきたいと思います。サイトメンバーのかたに実施したアンケート結果をご紹介します。
アンケート期間:2008/11/19~2008/11/20 回答者数:1326人 アンケート対象:全国の本サイトメンバー小・中・高校生の保護者

※百分比(%)は小数第2位を四捨五入して表示した。四捨五入の結果、各々の項目の数値の和が100%とならない場合がある。

どの学年で何ができていればいいのかを知りたい

アンケートの結果、学習習慣について疑問や困っていることとして挙がったものには学齢ごとの傾向が見られます。

小学三年生までは、「習い事で体力がなくて学習ができない」「まだ低学年なのでわかっていない」というまだ学齢が低いということが原因と思われる回答が多く見られます。
しかし小学四年生からは、「ゲームや遊びに夢中になりすぎるのでどうしたらいいか」など、ほかの楽しいことに気が向いているという声が目立ち始めます。中学生では「やる気を起こさせるには」に加え、「部活動が中心になり、家庭で学習ができていない」という忙しさが課題のようです。さらに、「勉強の仕方がわかっていないのでは…?」という取り組み内容についての疑問も見え始めます。高校生の保護者のかたは「効果的、効率のいい学習法」「やる気」と中学生と同傾向です。

このほか小学生の保護者のかたの全般的な疑問は「どの学年でどのくらいできていればいいのか」ということでした。子どもそれぞれに学習事情が異なるものの、「できる子」に共通する家庭学習とは何なのか、ある程度の目安が欲しいようです。

●今は、子どもに声をかけて勉強させることが多いですが、いつ頃から子どもに任せ見守っていけばいいのでしょうか?(小二)
●小学三年生ですが、学校の宿題は毎日必ず目を通すようにしています。漢字ドリルの書き取りなど雑に記入していないか、計算ミスがないかなど。過保護だったり、親が神経質過ぎるのではないかと思うこともあります。いつ頃まで親が宿題や家庭学習を見てやればよいのでしょうか?(小三)

小学生の家庭学習は「学年×10分」などとよく言われるものですが、取り組む内容にもよるため、単純に時間の長さだけ決めるのは適当ではないでしょう。宿題がきちんとこなせて、学校の授業でやったことを理解し、次の授業でも授業に参加できることが一つの目標です。(もちろん中学受験するご家庭では、さらに志望校に必要な力をつける家庭学習が必要です。)

今回は、時間の長さを気にする回答が多かったのですが、「頻度」にも注目していただきたいと思います。なぜなら、少しずつ、「小分け」にして学習する習慣があるほうが、先々では勉強が楽になるからです。
小学生のうちは学習内容と量がそれほど多くないため、授業中にすべて理解できる=予習・復習をあまりしなくても問題ない、というお子さまもいます。しかし、中学、高校と進級していけばどうでしょう。授業中に完全に理解しきることは難しくなり、予習・復習が必要になります。さらに定期テスト前に集中的に勉強すれば「間に合う」のは中学生前半くらいまででしょうし、高校受験では中学校三年間のカリキュラムすべてが出題対象となります。いつか「間に合わない」ときがやってきます。一時期に集中してやるよりは、少しずつ勉強を積み重ねていくことが必要です。

小学生高学年くらいで「決められたことはやるけれど、一気にやる。少しずつコツコツやる習慣がないがいいのだろうか」という保護者のかたの声をいただくことがありますが、ぜひ今のうちにコツコツやる習慣を身につけていただきたい、と思います。

では、次に各学年の家庭学習の頻度を見てみましょう。

どの学年で何ができていればいいのかを知りたい

小・中学生の保護者を中心に「ほかの子はどのくらい勉強しているのか」という疑問が多く出ましたので、今回のアンケート結果をご紹介しましょう。小学生の家庭学習は、地域による差、中学受験の有無などによる違いがあることも考慮に入れてご覧ください(本アンケートの場合、小学生の44.4%が中学受験を検討または予定)。

【図1 学校の授業がある期間、お子さまが家庭で宿題・宿題以外の学習に取り組む日数は週何日くらいですか?】

図1 学校の授業がある期間、お子さまが家庭で宿題・宿題以外の学習に取り組む日数は週何日くらいですか?

まず、学習する日=頻度を聞きました。この結果では、受験学年の中三、小六が最も勉強しています。少し気になるのは、中二生の学習頻度の少なさです。小六→中一→中二と家庭学習の日数が減少していることがわかります。これは部活動や学校行事などで中心となって活躍する、という事情と、「中だるみ」するお子さまもいるということでもあるのでしょう。
では、次に一日あたりの学習時間はどうでしょうか? 見てみましょう。

【図2 平日のお子さまの家庭学習の時間は、だいたい1日どのくらいですか?】
図2 平日のお子さまの家庭学習の時間は、だいたい1日どのくらいですか?

おおよそ学年が進むにつれて一日の学習時間が伸びていることがわかります。しかし、ここでも注目は中二です。中一、小六よりも時間が短いのです。半数弱が60分未満の勉強時間です。家庭学習の頻度が減り、一回あたりの学習時間も減っていることから見れば、中二はある程度「そういう学年」なのかもしれません。しかし、それは「勉強しなくても仕方がない」とあきらめるのではなく、効率を上げる必要がある、ということです。つまり、効率のよい学習方法を中一の間に身につけられれば、忙しい中二でもなんとかうまくやっていける、ということでもあるのです。実際、中学生保護者のかたからは学年が進むにつれて「効率のよい勉強を」という声が多く出ています。

では、学習習慣を身につけるにはどうしたらよいのでしょうか?

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