[動画]子どもを伸ばす家庭学習法「子どものやる気を引き出すには?」

「Benesse教育情報サイト」では、子どもを伸ばす専門家を講師に迎えた保護者向きの授業を、動画で視聴していただけます。
このシリーズでは、「親力」や「ドラゴン桜」でおなじみの親野智可等さんを講師に迎え、「子どもを伸ばす家庭学習法」をテーマに4回にわたってお届けします。

第3回「子どものやる気を引き出すには?
 ~ 心からほめることで子どものやる気を引き出そう! ~


ほめるということには、相手のやる気を引き出す効果があります。でも私たちはなかなかほめません。「お父さんやお母さんにほめられますか?」。以前、子どもたちにアンケートをとったことがあります。「ほめられた」と答えた子は、全体の「1割」くらい。でも、懇談会で保護者に「お子さんをほめますか?」と聞くと、「7割」くらいの人が「ほめている」と答えています。このギャップはいったい何なのでしょうか?


(2005/10/15静岡市内で撮影)



子どもはほめられたと思っていないのですね。「よくがんばったね。これからもがんばりなさい」。条件付きなんですね。子どもは敏感に反応しますよ。「やらせるためにほめたんだ」。大切なのは「心からほめる」こと。子どものやっていることに価値を感じられれば、言葉に真実味が出てきますよ。価値を探ってほりあてて、それを言葉にすれば心からほめられるのです。

私は今2年生を担任していますが、ミニカーや車が大好きな子がいて、お母さんと毎日「自主勉」をしています。その子が1年生のとき、足し算はわかるけれど、引き算がなかなか理解できませんでした。そこで、お母さんは一計を案じ、彼の大好きなミニカーをもってきて問題を作りました。「ミニカーが8台あります。2台出て行きました。残りは何台でしょう?」。式を書かせたら、あっという間にできたそうで、これにはお母さんも驚いていました。

それ以来、その子の「自主勉」はすべてミニカー・車です。「高速道路で、ボルボV70 25Tが8台、フォードクラウンビクトリアが9台、メルセデスベンツ7台がレースをしました。全部で何台ですか?」。子どもは車の名前に惹かれて問題を解くんですね。毎日とても楽しみにしています。彼は車が好きで車が得意なんですね。それにひっかけて勉強もどんどん伸ばしていく。そしてほめまくるということです。

「子どものやる気を引き出す」には、子どもの好きなこと、得意なことにひっかけて勉強をさせるということが大切。皆さんにもぜひやっていただきたいと思います。



■子どもを伸ばす家庭学習法



■講演動画■「子どもを伸ばす家庭学習法」シリーズ

プロフィール

親野智可等

親野智可等

教育評論家。23年間の教員生活のなかで、親が子どもに与える影響力の大きさを痛感。その経験をメールマガジンなど、メディアで発表。全国の小学校や、幼稚園・保育園などからの講演に引っ張りだこの日々。

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