しつけに大切なもの。それは「愛」と「根気」
期間 2005/09/28〜2005/10/05 有効回答数1,280人
今回は「しつけ」について見ていきましょう。保護者の方々はどんなしつけを心がけ、何を大切だと考えているのでしょうか?
保護者の年代別にみる「しつけ」の考え方
まずは、下記2つのグラフをご覧ください。今回のアンケートでは保護者の方の年齢をうかがっています。年齢別に子どものしつけについての考えは違うものなのでしょうか? 下のグラフを見ると、20代よりも30代、40代以上の保護者の方のほうが「かなり厳しくしているほうだ」「時と場合によっては厳しくしている」の回答が多い結果になっていますが、目立ったほどの差が出ているとは言えない程度です。
もうひとつ保護者の年齢別に見てみましょう。「お子さまのしつけについて、ご家族の協力はいかがですか?」の問いに対し、「とても協力的だ」と「まあ協力的だ」の合計値は最も20代が高くなっていて、30代、40代以上では「あまり協力的ではない」が増えています。これだけで結論付けることはできませんが、20代の保護者のほうがご家族の協力をうまく得ているのかもしれません。
お子さまのしつけについて、ご家族の協力はいかがですか?
「しつけの情報源」ベスト3は「子の祖父母」「近所の友人・知人」「配偶者」
「お子さまのしつけの情報について、どこから(だれから)得ていますか? あてはまるものすべてについてお選びください。」という問いに対して、最も回答を集めたのが「子どもの祖父母」(=父母、義父母)「近所の友人・知人」「配偶者」でした。本や新聞といったメディアよりも、わが子を知る身近な人たちだからこそ得られることがあるのでしょう。「その他」のフリーアンサーを見ると、「他人に頼らず自分で考える」「宗教」「職場の先輩」などといった回答が目立ちました。
「お子さまのしつけの情報について、どこから(だれから)得ていますか?」
しつけで「心がけていること」と「実際にできていること」のギャップ
「日頃のしつけとして、次にあげることをどの程度心がけていますか?」「次にあげることがどの程度できていますか? 」の回答結果を並べてみてみましょう。前者と後者を比較することで、心がけているものの、実際には難しいことが何かが見えてきます。特に 「目上の人・先生・高齢者などへの言葉づかいはきちんとできる」「食事の態度やマナー」「遊んだあとの片付けや部屋の整理整頓など」の3つは理想と現実のギャップが目立っています。
日頃のしつけとして、次にあげることをどの程度心がけていますか?
次にあげることがどの程度できていますか?
しつけに一番大切なものとは?
「子どものしつけに一番大切なものは何だと思いますか?」の問いにはさまざまな回答が集まりました。ここで代表的なものをあげてみます。
- 愛情
- 根気
- 忍耐力
- 親自身の姿勢
- 親子の信頼関係
- 一貫性
- 礼儀
- 優しさと厳しさ
- 他人への思いやり
どれも人として、親としてとても大切なことであることは言うまでもないでしょう。特に「愛」という言葉にいたっては、約3人に1人の回答に含まれていました。わが子への愛情と、思うように子がわかってくれないことがあってもやりとおす根気、忍耐力・・・こうしたものをいつも忘れないようにしたいものです。みなさんはどうお感じになりましたか?
いただいたご意見ご感想
- 自分なりにしつけを自己評価すると、子どもを持つ前に考えていた理想からはほど遠く感じていました。今回のアンケート結果をみて、心がけていることとそれに対する達成率はイコールでないので、こんなものなのかな、自分のやり方で間違ってはいないのかな、と思い少しほっとしました。
- いつも、しつけについてはどこまで厳しくするべきか悩んでいます。葛藤の毎日ですが、友だちとの兼ね合いも考えて、みなさんが心がけているという愛情、根気、忍耐力をもってこれからも母としてがんばる気になりました。
続きを読む→「しつけ」は子どもと共に親も成長するもの
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