中1の1学期に学習・生活習慣を定着・東京都府中市立府中第三中学校

「最初が肝心」とはよく言われますが、学校教育でも入学したての頃、あるいは進級したての頃の指導を強化しているところが増えているように感じます。今回は、「初期指導」に力をいれて取り組んでいる東京都府中市立府中第三中学校をご紹介します。

府中第三中学校の「初期指導」は2月の新入生説明会から始まり、この説明会で春休みの宿題と学習記録表が生徒に手渡されます。宿題をするだけでなく、毎日どれだけ勉強したかを生徒が自分で記録することで、学習習慣の定着を図ろうとしています。この方法は、実際に効果があるそうです。どれだけ努力しているかを数字に残すことが、「明日も頑張ろう」というモチベーションを喚起することにつながっているのでしょう。

同校の「初期指導」の一大イベントが、入学式から2週間たった頃に行われる2泊3日の「宿泊オリエンテーション」です。このオリエンテーションにはレクリエーション的な行事はほとんどなく、生徒は基本的な生活習慣や自己管理能力、学習習慣など、中学校生活で必要なことをこの行事のなかで身につけていくようです。このような取り組みの結果、1年生は年間700時間、2年生は1000時間、3年生は1200時間という家庭学習時間の目標を約半数の生徒がクリアしているそうです。1日平均2時間の学習時間は現在の中学生としてはかなり多いと言えるでしょう。進学や進級という機会をうまく利用することで、こどもによりよい学習習慣や生活習慣を定着させることができるかもしれません。

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