簡単!運動不足解消のための、おうちで出来るエクササイズはコレ
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コロナ禍でステイホーム期間が長くなり、お子さまの運動不足が気になるかたも多いのではないでしょうか。運動会を前に体力増強させたいというかたもいらっしゃるでしょう。とはいえ、おうちでできる運動は限られてしまうため、どうすればいいか困ってしまいますよね。そこで、ミズノスポーツサービスのチーフインストラクターの松岡遥介さんに、おうちで楽しく取り組める小学生向けエクササイズについてお聞きしました。
子どもの運動不足の影響は体力面にとどまらない!
子どもの運動不足の影響は、体力低下だけにとどまりません。特にメンタル面への影響も大きくなります。体を動かして軽い汗をかくと、気持ちがすっきりしますよね。運動がストレス解消にもなることは、実感としてもおわかりになるのではないでしょうか。
また、子どもの発達には「相互補完性」があるといわれています。これは「体力」「学力」「コミュニケーション力」の3つは、それぞれ独立して発達するのではなく、相互に影響し補完し合いながら習得されていくというもの。そのため、運動不足で体力低下に陥ると学力やコミュニケーション力の発達にも影響が及ぶことが指摘されています。
今はこんな時期だから……とお子さまの運動不足に目をつぶるのではなく、家でも継続的に運動不足を解消できるような工夫をしていきましょう。
小学生向けおうちエクササイズのコツとメニュー
家で運動を続けるコツは、2点あります。1点目は、楽しめるものであるということ。そして、2点目は親子やきょうだいなど複数人で取り組めるものであることです。
そのためにおすすめなのが、親子やきょうだいなど複数人が関わりながら行うメニュー。協力して息を合わせたり、対決したり……と楽しみ方の幅も広がるはずです。
運動会も近い時期ですから、運動不足解消にもつながって、運動会の徒競走やリレーにも効果を発揮するメニューを2つご紹介します。
1.バランスゲーム
徒競走やリレーで速く走るには、姿勢が重要。足から頭まで姿勢を一直線に保つことがポイントです。とはいえ、つい背中や腰が曲がってしまいがちになるもの。そのため、おうちでのバランスゲームで体幹を鍛え、真っすぐな姿勢を保てるようにしていきましょう。
やり方
・向かい合って立つ。
・つま先立ちになってバンザイ。姿勢をキープ。
・制限時間1分。動いたら1点で点数の少ないほうが勝ち。
つま先立ちで姿勢をキープするには、おなかと背中と足の筋肉をバランスよく使う必要があります。これにより、体幹が鍛えられ、走る際にも重要な一直線の姿勢を保てるようになります。
立ち方やバンザイのバリエーションをもたせて対決すると、より盛り上がるはずです。両足つま先立ち、片足つま先立ち、かかとを上げた立ち方、両手バンザイ、片手バンザイなど、工夫してみてもいいですね。
その場で腕振り対決
「徒競走やリレーの練習は、実際に走らないとダメでしょ?」と思っているお子さまもいらっしゃるかもしれません。でも、その場で腕振りをするだけでも、走るためのトレーニングになるんですよ。
その理由は、走る際の足の動きは、腕の動きと連動するから。腕をなるべく多く速く振れば、足も速く動くようになります。
やり方
・手のひらを開き、ひじを90度に曲げ大きく振る
・腕振り30回など回数を決め、タイムを競う
日常生活では、腕を大きく振る動作は意外としていないもの。腕を速く大きく振ることに慣れていけるよう、タイムを意識して取り組んでいきましょう。腕を振るだけでも、汗が出て良いリフレッシュにもなるはずです。
まとめ & 実践 TIPS
子どもの運動不足は、体力低下のみならず、メンタル面や学力面などさまざまな負の影響があるものです。楽しく、家族みんなで取り組めるメニューで、運動不足解消と家族のコミュニケーションにつなげていけるといいですね。取り組むメニューが何に効果があるのかをお子さまに伝えてあげると、お子さまの本気度もさらにUPするはずです!
イラスト/逸見チエコ
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