卒業まで学童保育が利用できない?! 終了後の過ごし方を考えよう

  • 育児・子育て

共働き世帯など学校が終わる時間までに保護者が帰宅できない場合は、学童保育を利用することが多いですね。学童保育は小学校6年生まで利用の対象が拡大されましたが、実際に卒業まで利用するケースは少ないようです。その理由や、終了後の子どもたちの過ごし方についてまとめてみました。

この記事のポイント

卒業まで学童保育を利用する児童は少数

平成24年の児童福祉法改正により、学童保育の対象年齢が「おおむね10歳未満」から「小学校に就学している」児童となり、平成27年4月からこれが施行されています。しかし実際に卒業するまで利用している子どもは少数派のようです。

学童保育を終了するきっかけは、保護者や子どもの意志や判断によるものも多いのですが、定員の関係で高学年の利用が制限されるケースも少なくありません。学童保育の数や登録児童数は徐々に増えているものの、待機児童もなかなか減らないという現状なのです。

  • 平成27年度から小学校6年生までが対象に
  • 卒業まで利用するケースは少数
  • 定員の関係で高学年が利用できないことも

学童保育を終了したあとはどう過ごす?

学童保育を終了したあと、多くの子どもたちは家で一人で留守番をしたり、塾や習い事に行ったりして保護者が帰宅するまでの時間を過ごしています。祖父母の家が近い場合は祖父母の家で過ごす子も。またファミリーサポートなどを利用したり、民間の学童保育を利用したりするケースもあるようです。

どのような場合でも学童保育を終了するにあたり、ある程度の事前準備が必要になります。初めて子どもだけで留守番をさせるのであれば、練習が必要かもしれません。また塾や習い事を始める、ファミリーサポートや民間の学童保育を利用するということであれば、申し込みの前に下調べなども必要になってくるでしょう。

  • 家で留守番したり習い事をしたりして過ごす
  • 祖父母の家で過ごす子どももいる
  • ファミリーサポートや民間の学童保育の利用

一人で留守番させる際にはルールを決めておこう

保護者が帰宅するまで子どもが一人で留守場する場合には、安全に過ごせるようにルールを決めておくとよいでしょう。とくにキッチンなど危険を伴う可能性がある場所の使い方に関しては、しっかりと話し合っておきたいですね。電話がかかってきた時や、訪問者への対応についても決めておくと安心です。

また留守番中には想定外の事態が起こることもあるので、緊急時の対策についても話し合い、万が一の場合にはすぐに連絡を取り合える環境を整えておきましょう。

保護者が帰宅するまで好きなことだけして過ごすのではなく、宿題を終わらせたりお手伝いをしたりできるよう、時間管理ができるようになるまでは、何をして過ごせばよいか「やることリスト」のようなメモや手紙を置いておくのもよい方法かもしれませんね。

  • 子どもが安全に過ごせるようルールを決める
  • 電話や訪問者への対応も決めておくと安心
  • 緊急時にはすぐに連絡できる環境を整える

まとめ & 実践 TIPS

卒業まで学童保育を利用しようと考えていても、定員の関係で利用できなくなることもあります。そのような時には、まず終了後の過ごし方をお子さまと一緒に考えてみましょう。保護者が帰宅するまでの時間、お子さまが安全に過ごせるよう余裕をもって事前準備を始められるとよいですね。


出典:ベネッセ教育サイト『学童保育が終了……みんなはどう過ごしている?』
URL:https://benesse.jp/kosodate/201702/20170220-1.html

出典:厚生労働省『放課後児童クラブ関連資料』
URL:https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-12601000-Seisakutoukatsukan-Sanjikanshitsu_Shakaihoshoutantou/0000184120.pdf

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