育児中に活用したい「地域の子育てサークル・サロン」とは? 活動内容などご紹介

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小さな子どもを育てるのは本当に大変。優しく接したいのに怒ってしまったり、辛くてどうしようもなくなったりすることなんて、よくありますよね。
どうしてもお子さまと1対1の関係になりがちな育児中ですが、そんな保護者たちをサポートしてくれるのが地域の子育てサークル・サロンです。お子さまたちを遊ばせつつ保護者同士で交流することで、ストレスの解消につながるかもしれません。

この記事のポイント

市区町村の子育て支援センターがおこなうサークル

各地域の市区町村がおこなう子育て支援サークルは、区役所や市役所内にある子育て支援センターや、≪ひろば≫などとして保育園を利用して活動をおこなっています。

対象はその日の日程や内容によりますが、0歳~小学校低学年くらいまで。同じ月齢・年齢のお子さまたちを遊ばせつつ、みんなで何かを作ったり手遊びをしたりして楽しみ、保護者同士の交流も深めることができます。料金は基本的に無料~数百円ほど。

開催予定日などのチラシ・パンフレットは、区役所・市役所のほか小児科などに置いてあることも多く、役所のホームページでも確認できます。多くの場合、1ヶ月分の予定表となっているため、スケジュールを立てやすいのも魅力です。専門の相談員がいる場合もあるので、子育ての中で感じていることがあればぜひ話してみましょう。

幼稚園・認定こども園などの保護者サークル

幼稚園や認定こども園などには、お子さまの登園中の時間を利用した、保護者会と呼ばれる保護者だけの活動サークルがあることも。手芸やスポーツ・読み聞かせなど内容は園によってさまざまで、好きなものを選んで参加することができます。

サークルの内容や環境によっては、まだ園に通えない小さな子を連れて参加OKな場合も。さらにお子さまが同じ園に通う保護者同士で交流できるので、さまざまな情報交換や友達づくりが期待できる可能性もあります。

場合によっては入会金が必要なサークルもありますが、基本は材料費や用品代がかかるのみなので、安心して続けやすいのも大きな魅力です。
基本的に園児が「募集のお知らせ」を持ち帰ってくることが多いと思いますが、詳しく知りたい場合は直接園に問い合わせてみても。

地域の子育てサークルに参加するメリットは?

祖父母やファミリーサポートへ協力してもらうのももちろん良いですが、地域や園の子育てサークルへ参加すると「同じ地域の子どもたち・保護者たちと出会い、交流できる」というのが大きなメリットです。同じ学区であれば小学校も同じになる可能性も高く、もしかすると長い付き合いになる、素敵な保護者友達ができるかもしれません。

育児の悩みや我が子の可愛いところなど、同じ年代の子どもをもつ親同士で話すのは思った以上にストレス解消になるものです。最初はいろんな面で不安や緊張が大きいかもしれませんが、まずはあいさつから始めるとgood。

また、お子さま自身も同年代のお友達と交流することで、いろんなことを学べます。サークルに行ったあと、できなかったことができたり、ほんの少し雰囲気が変わったりすることも。おもちゃも充実していて室内の危険な部分も少ないので、保護者もお子さまも時間をたっぷり使って、ぜひゆっくり楽しんでみましょう。

まとめ & 実践 TIPS

必ず参加しなくてはいけないものではないので、ついつい見逃したり、やっぱりやめておこうかな……と思ったりしがちな地域や園のサークル活動。でも、子どもを中心としたさまざまな人やコトに触れることで、保護者・子ども共にきっとたくさんの経験と学びが得られるはずです。

数年後には「サークルに参加しようと思った自分を褒めてあげたい!」なんて思えるほど、楽しい毎日が待っているかもしれません。ぜひ勇気を持って、一歩踏み出してみてくださいね。


出典:厚生労働省「地域子育て支援拠点事業」
URL https://www.mhlw.go.jp/bunya/kodomo/kosodate05/pdf/kosodate_sien.pdf

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