優しい子どもに育ってほしい!親の背中を見せて語り合って、心育てを
- 育児・子育て
わが子には心の優しい子どもに育ってほしい、保護者なら誰しもがそう願うものでしょう。でも、そのためにはどんな育児をしたらよいのか、悩むものですね。わが子に優しく接していればどんどんわがままになる気もして迷うこともあるのでは?優しい子どもへと育つには、どのような育児をしたらよいのか考えてみましょう。
親の姿・言動を意外と見ている子どもたち
子どもは幼くても心はとても敏感ですね。ママやパパの機嫌を察したり、わざと試すようなことをしてみたり、心が繊細で複雑です。
大人の様子や心のうちもよく見て感じていますね。子どもとの会話からこんなことを見て、感じていたのかとドッキリした経験があるママやパパも多いのではないでしょうか。
子どもはママやパパが自分以外の人と接しているときの表情や言動、態度をよく見ているものです。まずは大人が普段から人に優しく丁寧な態度で接するようにしたいものですね。
子どもは大人の態度や姿勢から様々なことを学び得て、自分も同じようにするものです。ときには、ほかの人とママが関わったことや、やさしさ・親切な態度について、なぜそのようにしたのかを語ってあげるのもよいでしょう。
「そんなとき〇〇ちゃんだったら、どうする?」と聞き、考えを話せたときは、どんな答えであっても肯定してあげましょう。
保護者の他人への態度や子どもを大切に尊重する姿勢は、子どもの自尊心や自己肯定感を高め、人へも優しくできる心の土台となることでしょう。
人の優しさを感じられる心を育てる
子どもは保護者だけではなく、他人にも優しく親切にしてもらう経験が大人より多くあるかもしれません。子どもが人にしてもらったことは、時々言葉にして子どもに伝えてみましょう。「優しくしてもらうことは当たり前ではないのだよ、ありがとうだね。」と人のやさしさや親切を言葉でかみ砕いて伝えていくことを繰返し、優しくされるとうれしいと理解すれば、自分も人に優しくしたい、親切にしたいと自然と思い始めるのではないでしょうか。子どもが保護者だけではなく、周囲の人からの優しさや愛を受け取りながら生きているという実感が持てるよう、子どもと語り合いながら心を育てることが大切です。
手助け、親切、励ましや感謝の言葉を伝えることを親と一緒にやってみよう!
保護者が困っている人を手伝ったり、声をかけたり、親切に対しお礼を言うなどの姿を見せましょう。子どもが同じようにできたりできなかったりしても、どこか嬉しそうな表情をしていたら「嬉しかったね、よかったね!」と言葉で気持ちを代弁し共感しましょう。
また、「〇〇ちゃんやさしいね、ママうれしいなぁ」などと保護者の気持ちも伝えることが大切です。
そうすることで、優しさや親切を人に与えたり、与えられたりすることは、とても素敵なことであり、自分もそうしたいと思う子どもに成長していくことでしょう。
まとめ & 実践 TIPS
優しく思いやりのある子どもに育てるためには、まずは子ども自身が十分な愛や優しさの中で育つことが大切です。心が充実していれば自分自身だけではなく周囲の人へも目が向き、人への優しさが溢れるのではないでしょうか。
保護者は子どもの気持ちに寄り添いながら、子どもを認め、大切に育てていきましょう。そのためには保護者の心の充実も大切です。上手にリフレッシュし、周囲の協力を得ながら子育てを楽しみましょう。
出典:「社会の宝」として子どもを育てよう/文部科学省
https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/shougai/007/toushin/020701.htm
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