学校公開や授業参観がない中で保護者が子どもの学校生活を知るための工夫を紹介

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例年ならこの時期、学校公開や授業参観がありますが、今年は保護者が関係する行事がほぼない学校が多いようです。
学校公開や授業参観がないと、子どもがうまく言葉にできないような悩みや困難を保護者が察してあげられなくなる可能性が高くなります。
子どもの「困った」が深刻な事態になる前に、学校生活での悩みを知る工夫を紹介します。

この記事のポイント

授業参観と学校公開は保護者にとって大切な行事!縮小されるデメリット

授業参観は、学校での人間関係やありのままのクラスの様子を見るいい機会です。授業が始まってから教室に入ると学習の様子しか見ることができませんが、3分ほど早く教室につけば、授業前のクラスの様子がわかります。

保護者が来る参観日でも、休み時間の子どもの様子は普段とあまり変わらないものです。素の状態の同級生や我が子を観察することで、気がつくことも多いですよ。

授業参観などがないデメリット

  • ・学習姿勢以外の我が子の状況に気づきにくい
  • ・クラスの状態がわかりにくい
  • ・我が子の交友関係が見えにくい

子どもの小さな変化に気づくためのコミュニケーションの工夫

学校の様子を知る機会が減ってしまった以上、子どもの小さな変化に気づくには毎日のコミュニケーションが大切になってきます。

コミュニケーションといっても、毎日数時間話し込むようなものでなくて大丈夫です。登校前の「いってらっしゃい」や夕食時の「今日は学校で何をしたの?」といった小さなコミュニケーションの積み重ねをしていきましょう。

子どもが「学校のことを保護者に話しても大丈夫。叱られたり、恥ずかしい思いをしたりすることはない」と感じてくれるのが大切です。

コミュニケーションのコツ

  • ・話し始めたら手を止めて子どもを見る
  • ・子どもの話は受け止め、否定しない
  • ・叱るときは感情的にならない
  • ・子どもの返事がなくても落ち込まない

先生との関係も大切にしながら万が一に備える

「子どもの様子が変だな」と感じたら、保護者だけで解決しようとせず、学校にも頼る必要があります。学校生活のことを一番よくわかっている大人は先生だからです。

withコロナでイレギュラーな対応も多く、先生方も大変な思いをしていますが、子どもの様子がおかしいと感じたら遠慮せず相談しましょう。家庭で感じた違和感に先生は気付いていないこともありえます。

先生に相談したい子どものサイン

  • ・泣きながら帰宅するなど様子がおかしい
  • ・学校に行きしぶる
  • ・成績がガクッと落ちる

まとめ & 実践 TIPS

子どもは「辛い」「助けてほしい」と思っていてもなかなか言い出せないものです。


授業参観や公開授業は、そういったSOSのサインに気づけるいい機会でした。それがほぼない現在、日頃のコミュニケーションの重要度が上がっています。


少しの変化に気がつけるように、子どもとの時間を大切に過ごしていきたいですね。

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