今どきの小学生バレンタイン事情 チョコは誰に? 予算はいくら?
小学生のお子さまにとってバレンタインデーは一大イベント。2月14日が近づくと、そわそわとするお子さまの姿を見て、ご自身の子ども時代の体験を思い出す保護者のかたも多いのではないでしょうか。今回、アンケートを実施すると、バレンタインデーのとらえ方が保護者世代とはだいぶ異なることが明らかになりました。おもしろ・感動エピソードを交えて、今の小学生のバレンタインデー事情を紹介します。
保護者世代とはバレンタインデーの考え方が変わった?
保護者世代のバレンタインデーは、「女の子が好きな男の子にチョコレートを渡す」という図式でしたが、今の小学生の考え方はかなり変わってきているようです。まず、昨年のバレンタインデーに子どもがチョコレートなどのプレゼントを渡したかを聞いてみると、次のような結果となりました。
渡していないお子さまもけっこう多いことがわかりますね。ただ、このグラフは男女一緒です。性別を分けて見ると、女子は7割以上、男子は2割程度がプレゼントを渡していました。男子も意外と渡しているな、という印象を受けたのではないでしょうか。
次に渡した相手を聞いてみると、ここでも少し意外な結果が出ました。
最も多いのは「同性の友達」で、「異性の友達」「親・兄弟」と続き、「好きな人」はかなり少数派です。今では「友チョコ」という言葉も一般化しているように、バレンタインデーは性別に関係なく親しい人にプレゼントを渡すという考え方になってきているようです。
プレゼントに何を渡した? 1人あたりの予算は?
続いて、プレゼントしたものを聞いてみました。
プレゼントとして渡すものはやはりチョコレートが一般的で、手作りをするお子さまも多いようです。ただ、小学生が1人でチョコレートを手作りするのは少し難しいようで、「温度管理不足でコンクリートのような硬さになってしまった」「チョコが溶けて悲惨な姿に」「大量の失敗作を家族で食べた」といった声も聞かれました。
そのため、保護者のかたが手伝うケースも多いのですが、これが一筋縄ではいかないようです。「最初は自分で作ると張りきっていたが、徐々に飽きてしまい結局は親が作る羽目になった」「深夜まで大量に作らされた」「材料が途中で足りなくなってしまい買いに走った」など苦労されている様子が見てとれます。
次に1人あたりのプレゼントの予算を聞いてみました。
予算は300~500円くらいのケースが大半のようです。中には、1000円くらいまでという回答もありました。保護者のかたからは、「クラスのみんなにあげているのでお金がかかる」「ラッピングにお金がかかった」といった声が聞かれました。
バレンタインデーにまつわるおもしろ・感動エピソード
他にも、バレンタインデーにまつわるさまざまなエピソードが寄せられました。「息子が誰からもチョコをもらえず泣いていた」というのは、本人にとってはつらい状況かもしれませんが、ちょっとだけ微笑ましく、「がんばれ!」と応援したくなりますよね。
チョコなどのお菓子の持ち込みが禁止の学校もあるようで、「親が下校時間に校門でチョコを持って待ち、子どもに渡すという現象が毎年見られる」「学校には持っていけないので、好きな子が帰るのを追いかけた」など、みなさん、いろいろと工夫しているようです。
お子さまの姿を見て、懐かしい気持ちになったという保護者のかたも。「子どもが好きな子に渡すのをドキドキしていて、私まで久しぶりにドキドキの感覚になった」「好きな男の子にチョコをあげたいというけなげな気持ちに感動した」といった声が聞かれました。
またお父さんにとって、わが子から渡されるチョコレートは特別なもののようです。「主人は娘にもらったチョコがもったいなくて食べられず、3か月も冷蔵庫に入っていた」「チョコが好きではない父親ががんばって食べていた」といったエピソードも寄せられました。
今年のバレンタインデーもよい思い出ができるといいですね。
【アンケートについて】
■調査地域:全国
■調査対象:小2~中1のお子さまをお持ちの保護者のかた
■調査期間:2016年11月14日~2016年11月28日
■調査手法:「Yahoo!クラウドソーシング」におけるWebアンケート
■有効回答数:1,442名