マイナンバー施行で、子どもの個人情報は大丈夫? 正しい扱いを専門家が解説

マイナンバー施行で、子どもの個人情報は大丈夫? 正しい扱いを専門家が解説いよいよ手元に届いたマイナンバー。しかし「絶対に番号を漏らしてはいけない」「詐欺が横行している」などの報道も多く、子どもの個人情報まで脅かされるのでは……と不安を感じているかたも少なくないようだ。そこで、「マイナンバー制度」施行を受けて、大人だけでなく子どものマイナンバーをどのように扱えばよいか、ご自身も2児の母親である税理士の酒井麻子氏に伺った。***マイナンバーについて不安を感じているかたとお会いすることがあります。しかし、企業側でない限り、漏れることを必要以上に恐れることはありません。なぜならば、現在マイナンバーで管理されているのは、「社会保障」「税」「災害対策」の3つだけだからです。しかも、たとえば「社会保障」のひとつである年金についてアクセスしたら、その情報だけしか取り出せないという分散管理をしているので、マイナンバーが漏れると個人の情報が一気に流出するというわけではありません。マイナンバーを導入する国のメリットは、生活保護や失業保険の不正受給、税金の申告漏れを防ぐこと。これにより、「公平・公正な社会の実現」を可能にしようと考えたのです。個人のメリットとしては、「行政手続きの簡略化」が挙げられています。マイナンバーを照会することで確認ができるので、戸籍謄本や住民票などをいちいち申請・取得する必要がなくなるのです。具体的には、児童手当や住宅控除の手続きなどが楽になります。大人はもちろんのこと、子どもにも割り振られたマイナンバーですが、現在のところ、子どものマイナンバーを扶養申請以外に使用することは、ほぼありません(お子さんに収入がある場合はその限りではありません)。「カードのほうが扱いやすいから」といってマイナンバーカードにするかたもいらっしゃるかもしれませんが、そうしてしまうと、ついお子さんの保険証などと一緒に持ち歩いてしまいそうです。外に持ち出すと、落としたり盗まれたりといったリスクが高まりますので、できれば自宅で保管をしましょう。

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