まるで世界の縮図。留学生と触れ合い、学べる環境が本物の国際人を育む【変わる大学】

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2020年から続く新型コロナのパンデミックにより、世界との物理的な交流の多くが断たれ、大学でも海外留学や研修が困難な状況が続いています。
そのような中でも経済活動は止まることなく、物流やICTを活用したビジネスを中心に一部の業種では大きな成長を遂げています。今後もビジネスのグローバル化と多様化はとどまることなく、それらの知識や素養は国際社会で活躍する人材の必須条件となることでしょう。

そこで今回は、コロナ禍においてもアジアのみならず欧米や中南米など世界18か国の留学生や教職員が集う多様性のあるキャンパスで、在学しているだけで留学しているような環境を実現している開智国際大学 国際教養学部のグローバル教育やキャリア教育についてご紹介します。

この記事のポイント

多様性あふれる環境で「グローバルビジネス」「人間心理」「多文化・国際社会」を学ぶ

ダイバーシティを標榜する開智国際大学には、現在18か国の学生と教職員が集い、開学以来「異文化に学び、異文化を受容」する土壌を育んできました。キャンパスではさまざまな言語が飛び交い、まさに世界の縮図といえる「国際」大学です。
国際教養学部では、グローバル化と多様化が進む社会で活躍するために必要な専門領域として、「グローバルビジネス」「人間心理」「多文化・国際社会」の3つの科目群を設定。学生それぞれの興味や将来の進路に合わせて、複数の専門分野を学ぶことができます。

例えば、公務員として地域社会に貢献したい学生が、グローバルビジネス系の経営学や企業行動原理を学びながら、地域の伝統や風土を知るために多文化・国際社会に関する「日本人論」や日本文化の科目を選択する。あるいは自分で起業することを想定し、グローバルビジネス系の経営学・会計学・マーケティングを学びながら、消費者行動心理を理解するために人間心理に関わる心理学の科目を選択することも可能です。

複数の専門領域を学ぶ「ダブルメジャー制」で幅広い教養を育成

欧米などの海外の大学では、日本の多くの大学のように1つの専門に絞って学部を選択して学ぶのではなく、その多くが教養学(リベラルアーツ)を学び、複数の専門領域の知識を修得していきます。
海外ではこのように1つの学部に在籍しながら、複数分野を専攻できるシステムとして「ダブルメジャー(2つの専攻)」制度が多くの大学で提供されています。このことは国際社会で生きる学生の教養の幅を広げ、学生の意欲と強みを磨くことにつながっています。

開智国際大学の国際教養学部では、まだ日本では一般的でない「ダブルメジャー」制度をいち早く採り入れ、学生たちが柔軟に学べる環境を整え、将来の可能性を拡げることに取り組んでいます。

世界の縮図のような留学生と日本人学生が交わる環境でコミュニケーション能力を磨く

国際教養学部では、1年次や2年次で専攻やコースを選択するのではなく、学生が主体的に学びたい科目を選択し、4年間を通じて広く国際教養を身に付けるカリキュラムとなっています。
また、英語とICTの活用をこれからの時代の重要なコミュニケーションツールと位置付け基礎科目としています。全学生が基礎的な素養として「国際教養専門科目」を学修することで、英語やICTを用いたグローバルコミュニケーション能力を磨いていきます。

中にはグローバルな教養に強く興味を持ちながらも「英語が苦手」「授業についていけるのか不安」といった学生もいることでしょう。そのような学生でも不安なく学ぶことができるよう、英語については習熟度別にクラスを分け丁寧なサポートで個々の学生の英語力を底上げしながら着実に能力を伸ばしていきます。
また、積極的にPBL(Project-based Learning/問題解決型学習)やPIL(Peer Instruction Lecture/双方向型授業)といったアクティブ・ラーニングを導入し、コミュニケーションを重視した教育を行っています。
例えば、授業中のグループワークやペアワークでは、世界各国の留学生と日本人学生がグループやペアとなり、積極的に交わるような授業を実施することで日常的に国際的なコミュニケーションが行われる環境を整えています。

社会課題に向き合い、実践的に学修する海外留学制度「Field Study Trip」

開智国際大学では新入生が早い段階で国際経験を積むことを目的として、入学後約半年を経た1年次の8〜9月にフィリピンでの海外研修「Field Study Trip(※1)」を履修します。東南アジアは今後の世界経済や市場の中心の1つとなっていくと言われていますが、同時に貧富の差などの数多くの社会問題も抱えています。
「Field Study Trip」では、現地で「SDGs(持続可能な開発目標)ツアー」を実施。フィリピンのゴミ山問題など、現地の社会問題のボランティア団体と行動を共にし、人々との交流を通じて問題の背景や解決法を探ります。単純に英語を学ぶだけでなく、1年次のうちに現地の人々とコミュニケーションをとり、人脈や知見を広める体験をすることで、学生それぞれがグローバルコミュニケーションや社会課題に対する意識の変化を体感する機会となっています。

◎2021年のコロナ禍ではオンラインで現地の方々との交流を実施し、次年度への準備につなげるための人的交流を行いました。

学生生活からキャリア教育まで。少人数教育と担任制で学生をサポート

「学際的な学び」「少人数教育」「探究型教育」「海外留学・研修の充実」を大きな特長としている開智国際大学の国際教養学部では、1年次からゼミ(演習)を開講。少人数だから教員との距離が近く、教員やキャリアセンターの職員を中心に入学から卒業時に至るまで学びや学生生活、キャリア教育までをサポートしています。
1年次からキャリア科目がスタートし、進級に応じてステップアップするキャリア教育を行っています。3年次には千葉県の経営者協会などと連携し、国内外の企業でインターンシップを実施しています。さらに、キャリアセンターでは毎週のようにキャリアガイダンスを開催し、スタートアップ企業から公務員まで、幅広い業界の方々や情報に触れる機会を数多く設けています。

学生生活から就職活動まで、一人ひとりの学生への丁寧なケア。そして世界各国からの留学生と日常的に触れ合えるキャンパス。開智国際大学国際教養学部のこのような環境が、グローバル社会で活躍したい学生の可能性を大きく拡げてくれることでしょう。

開智国際大学
https://www.kaichi.ac.jp/

※1 開智国際大学「Field Study Trip」
https://www.kaichi.ac.jp/field-study-trip/

本掲載情報は2021年10月時点のものです。
監修 / 進研アド

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