受験ラストスパート時期のおすすめ勉強法

12月に入るといよいよセンター試験まで残り1ヵ月。そろそろ受験本番を意識したラストスパートをスタートさせる時期に差しかかります。とはいえ、残された時間が限られてきますので、むやみに勉強の手を広げることはできません。そこで、今回の記事ではラストスパートの時期に取り組むべき勉強法をご紹介します。


本番が近づいてきたら、復習に力を入れるほうがよい

 受験本番までの時間が短くなったら、新しい知識や解法を無理に覚えるのではなく、これまで覚えた知識を本番で最大限に活用できるよう、復習に力を入れましょう。一部の人しか解けないような難しい問題で得点するよりも、標準的な問題を確実に解けるようにするほうが重要です。これまで問題集や模試の答え合わせをした時に「この公式の使い方を忘れていたな…」とか「この一覧表は、完ぺきに覚えておいたほうがいいな」と思ったまま、手付かずにしているところはないでしょうか? それらをきちんと復習し、知識を確実にしておくようにしましょう。

 

 

センター試験の過去問を使って、知識のヌケモレと時間配分を確認

 センター試験の直前期はセンター試験の過去問に取り組むのが一般的。過去問演習の際は必ず本番と同じ時間制限を設け、問題を解く順番とペース配分を意識しましょう。特に問題の文章量が多い英語と国語、解答スピードが要求される数学は、時間が足りなくなりがちなので、戦略的なペース配分を考えておく必要があります。

 

理科、社会の過去問演習に関しては、ペース配分よりも「重要語句や基本公式に関する知識のヌケモレを確認する」「頻出分野を把握する」ことを意識して、数年分解くようにしましょう。ただし、現代社会や政治・経済に関しては、近年の時事問題に関する出題もあるので、過去問プラスアルファの対策が必要です。時事問題を扱った問題集などにも取り組みましょう。

 

 

個別大の過去問演習を重ね、答案作成能力を磨いてラストスパート

 個別試験の直前期は、センター試験の場合と同様に過去問演習を中心にするのがよいでしょう。時間を計って5年分程度を解くのがおすすめです。国公立大志望者の場合は記述・論述対策を、私大志望者の場合は時間配分と問題を解く順番を意識しながら取り組むようにしましょう。入試本番では弱点分野でいかに点数を落とさないかが勝負の分かれ目です。問題を解くのと同じくらい、できなかった問題の復習に力を入れましょう。

 

受験では同じような実力を持ったライバルが同じ試験を受けます。わずかな得点差が合否を分けることも考えられますので、ギリギリまで勉強することが大切。これまでの努力が実を結ぶよう、油断せずにがんばりましょう。

 

 

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