問題を読むのも面倒なほど読解問題が苦手な小6男子、成績アップへの糸口は?

問題を読むのも面倒なほど読解問題が苦手な小6男子、成績アップへの糸口は?「問題を読むこと自体が面倒くさい」と言い、国語の読解問題を苦手とする小6男子。ベネッセ教育情報サイトでは、平山入試研究所の小泉浩明氏から、国語の成績を上げたいと悩む保護者へのアドバイスをもらった。

 

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【保護者からの質問】
国語の読解問題ができません。興味のある分野の本だけは読んでいたのですが、最近は問題を読むこと自体が面倒くさいと言い、物語どころか本自体を読まなくなりました。どうすれば国語の成績を上げることができるでしょうか。(小6男子の母親)

 

【小泉氏からのアドバイス】
「興味のある分野の本だけは読んでいた」とあります。どのような分野に興味を持つかは人それぞれですが、ある程度知識がある分野には興味を持つことが多いと思います。ということは、知識を持たせれば、興味がわく可能性もあるということです。
入試のためを考えるのであれば、最近の説明的文章での頻出テーマである、自然環境・動植物・言語コミュニケーション・文化習慣・文芸論につながることに、興味を広げる必要があります。
今、子どもが興味のある分野から入り、文化習慣(風土、歴史)を経由して他の頻出テーマに慣れ親しむようにすることも一つの方法です。たとえば、サッカーが好きなら、サッカーの歴史や国ごとのサッカー選手の気質などについての文章を読むのです。歴史はもちろん、その国の文化・習慣にも当然触れていきます。
昆虫好きなら、日本人は秋の虫の声を愛(め)でるが、欧米人にとっては音しか聞こえないという話に興味をひかれるかもしれません。
文化・習慣はあらゆるテーマに密接に関連していますから、他のテーマに興味を広げるには格好の橋渡しなのです。いろいろな分野の文章を読んでいくと、知らないことを知る楽しさがわかり、楽しさを知ると、さらに文章を読みたくなるものです。無理に文章を読ませるのが逆効果になる子どもには、興味から入る方法がとくに効果的だと思います。

 

出典:興味のある分野の本しか読みません[中学受験] -ベネッセ教育情報サイト

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