大学によって多種多様 入試で課される面接を知ろう

科目としては同じ「面接」でも、大学入試で課される面接にはさまざまな方法があります。推薦・AO入試を検討している人はもちろん、まだ面接を受けることになるかどうかわからない人も、どんなタイプの面接があるのかを知って、心の準備をしておきましょう。


一般入試で面接が課されることもある

 多くの大学が入試に取り入れている面接。形式や質問内容にはいろいろなバリエーションがあり、対策に時間をかける必要があるケースも少なくありません。高校入試で面接を受けたことがある人も「同じようなもの」だと考えずに、大学入試の面接がどんなものなのかを知っておきましょう。

 

入試の種類別に見ると、どの大学でも推薦入試とAO入試では面接を課すことが多いようです。それを知っている人はむしろ「推薦・AO入試は面接だけだから楽ちん」というイメージをもっているかもしれませんが、人一倍の入学意欲や思考力がないと合格できない面接や、学科試験と組み合わせた形式なども増えていますので注意してください。

 

「一般入試には面接は課されない」という思い込みも禁物です。医学部医学科ではほとんどの場合に課されるほか、教員養成系、社会福祉系、医療技術系など、人間性を重視する学部・学科の入試には、面接が含まれることがあります。

 

 

受験前に知っておきたい面接の形式

 面接の形式は、大きく4つのタイプに分けることができます。それぞれ対策が異なるため、志望する学部・学科の面接がどのような形式で行われるのかを必ず調べておきましょう。

 

●個人面接タイプ

受験生1人に対し面接官1〜数人が質問する、最もオーソドックスな形式です。他に受験生がいないため、自分のペースで話しやすい、答えた内容に対してさらに深い内容を聞かれることがある、といった特徴があります。

 

●集団面接タイプ

受験生数人と面接官数人が向き合う形式です。同じ質問を各受験生が順番に答える場合もあれば、それぞれに違う質問がされる場合もあります。他の人の話をしっかり聞くこと、自分らしい返答を心がけることがポイントです。

 

●ディスカッションタイプ

受験生数人がグループになり、1つのテーマについて話し合ったり、与えられた課題を解決するために共同作業を行ったりする形式です。面接官はその様子をそばで見聞きしていて、意見を述べる力、話を聞く力、まとめる力などを評価します。

 

●口頭試問タイプ

入学後に学ぶ学問に関連したトピックや、高校で習った内容についての質問や出題に対し、面接官の前で説明しながら答える形式です。人に説明できるだけの深い知識と、それをわかりやすく伝えるプレゼンテーション能力が問われます。

 

 

進路指導室で過去の質問内容を調べよう

 質問される内容は大学・学部・学科によってさまざまですが、受験先にかかわらず、「志望動機」と「入学後に学びたいこと」は必ず答えられるようにしておくべきでしょう。また、事前に志望理由書や課題を提出する形式であれば、少なくともそこに書いた内容については深く突っ込まれても問題がないように準備をしておくべきです。

 

面接の質問内容については詳しく公表していない大学が多く、学力試験のような過去問集もあまり出回っていません。高校の進路指導室には、過去に同じ入試を受験した先輩による面接内容の記録が残されていることがありますので、まずは進路指導の先生に相談してみましょう。

 

 

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