中学受験、小6生でも苦手なら九九から計算力強化をと専門家

中学受験、小6生でも苦手なら九九から計算力強化をと専門家低学年の時に九九を覚えるのに苦労したせいか、我が子は計算に時間がかかりすぎて心配……。ベネッセ教育情報サイトに寄せられた、このような小6男子の保護者の悩みに、平山入試研究所の小泉浩明氏が、効果的な指導法などをアドバイスする。

 

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【保護者からの質問】
算数の計算が遅いです。低学年の時になかなか九九を覚えられず、苦労したのが尾を引いているのかもしれません。あわてて間違えるよりは、よいかと思いますが、時間がかかりすぎて試験中に終わりません。(小6男子の母親)

 

【小泉氏からのアドバイス】
算数や数学で計算が遅いというのは、かなりのハンディになります。試験は時間内にいかに多くの問題を解き、点数を取るかという競争だからです。また、日常の学習でも支障が出てきます。解いた問題数と点数が比例する算数では、問題数をこなすことが必要です。計算が遅い子どもは、一定時間内にこなせる問題の数がどうしても少なくなります。たとえば、他の子どもより1割計算が遅ければ、解ける問題数も1割少なくなるのです。こうして差は日々開き、そのうち挽回が難しくなってしまうでしょう。

 

まず、計算が遅い原因を見つけ、それを克服する必要があります。九九に問題があるのかもしれませんし、計算過程でのくり上げ・くり下げがスムーズにできないのかもしれません。原因を見つけるため、計算過程のどこで遅くなるのかを保護者がチェックしましょう。次に、見つかった原因ごとに欠点を克服していきます。九九が苦手であれば、そこから直してください。「6年生で九九?」と思うかもしれませんが、苦手を一つひとつクリアしていく方法が結局は一番の早道です。

 

計算力に自信がないと、難問を解こうとする時、不安の中で計算することになります。単なる時間のロスではなく、解くまでの気力を保てるかどうかを左右するのです。時間のない6年生でも、計算力のない子どもは、計算力強化に時間を割くべきでしょう。

 

出典:九九を覚えるのに苦労したせいか、いまだに計算が遅い[中学受験] -ベネッセ教育情報サイト

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