戦略的に対策をするために! 知っておきたいセンター試験のしくみ

国公立大を志望する人は、原則必ず受験することになるセンター試験。全国の試験会場で受験生が一斉に同じ問題に挑戦する試験ですが、志望する大学・学部によっては、成績の重みが異なる場合もあります。今回の記事ではセンター試験の基礎知識をおさらいし、配点のしくみなどを解説します。


国公立大志望者、私立大志望者を問わず、多くの高校生が受験するセンター試験

 大学入試センター試験(以下、センター試験)は、毎年1月中旬の土日に、2日間にわたって実施されるマークシート方式の試験。国公立大の一般入試は、センター試験と大学が独自に課す2次試験の総合点で合否が判断されます。また、近年は私立大でもセンター試験利用入試がメジャーな入試方式として定着し、8割以上の私立大が実施しています。2015年度のセンター試験の受験者数は、約53万5000人。国公立大志望者、私立大志望者を問わず多くの受験生がセンター試験を受験します。

 

 

センター試験の各科目の配点が、大学・学部によって異なることも!

 上で説明したように、国公立大学の入試は「センター試験の得点+2次試験の得点」で合否が判断されます。注意したいのは、大学・学部が独自に「センター試験の各科目の配点」を設定できるということ。学部の特性を考慮して、特定科目の配点を高くしたり、低くしたりすることがあるのです(傾斜配点)。センター試験の得点が同じでも、志望する大学・学部によって得点率が変わってしまう可能性があるということを覚えておきましょう。志望大の受験情報を調べる時は、センター試験で課される科目だけでなく、配点にも着目する必要があります。

 

 

難関国公立大志望者もセンター試験を軽視できない

 「センター試験の各科目の配点」のほかに、「センター試験と2次試験の配点比率」も大学・学部によって異なります。センター試験の得点の比率が高い大学もあれば、2次試験の得点を重視する大学もあります。中には横浜国立大の経営学部<前期>のように、2次試験を実施せず、センター試験と調査書のみで合否を判断するケースもあります。

 

一般的に難関国立大の入試は2次試験の配点が高い場合が多いのですが、難関国立大でも一部ではセンター試験の配点が高い学部が見られます。また、2次試験の志願者が定員を大きく上回った場合、センター試験の得点を参考にして2段階選抜を実施する大学・学部もあります。センター試験の得点によっては、そもそも2次試験が受けられないということもあり得ますから、2次試験の配点が高い大学を志望していても、センター試験対策にしっかり取り組んでおく必要があるのです。

 

 

センター試験では特定の科目・分野に偏らず、基礎を固めることが大事

 センター試験は、基礎的な学力の到達度を測るための試験で、出題範囲の大半が高1、2年に履修した内容となっています。また、ほとんどの国立大学は5教科7科目以上を課しています。特定の科目や分野に偏らず、まんべんなく対策する必要があります。

 

センター試験の特徴の1つとして、「試験時間に対して問題数が多いこと」が挙げられます。出題されるのは標準的なレベルの問題がほとんどですが、問題数が多いために、時間切れになってしまうことも。そのため、素早く解答する技術が求められます。ただし、解答スピードを上げるテクニックばかりを意識するあまり、基礎をおろそかにするのは本末転倒。まずは、土台となる基礎学力を身に付けることに専念しましょう。

 

 

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