中学入試の時事問題、2016年度に出題されそうな出来事とは?

中学入試の時事問題、2016年度に出題されそうな出来事とは?中学受験を目指す小学6年生にとって、夏休みは学習に集中したい大切な時期。この機会に「時事問題」対策も進めたいものだ。2015(平成27)年5月に東京国際フォーラムで行われた『Benesse進学フェア2015』では、社会科入試問題の専門家・早川明夫氏が、2016(平成28)年度の中学入試における時事問題の傾向と対策について講演し、注目された。ベネッセ教育情報サイトがその内容をレポートする。

 

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入試での時事問題とは、主に前年に起こった出来事を指します。中学校の先生がたは夏休みに問題を作成することが多いので、時事問題は夏休みあたりまでのことが中心と考えられます。ただし、重大な出来事が起こった場合、夏休み以降のことであっても出題される可能性が高いので注意しましょう。

 

●周年問題
受験する前年や受験する年を基準として、10年前・50年前など節目の年の出来事がしばしば問われます。2016年度の入試では、70年前(1945<昭和20>年)の終戦後の出来事が出題される可能性が極めて高いでしょう。1945年に起きた出来事を並べ替える問題が予想されます。歴史の流れを頭に入れておきましょう。

 

教科横断的な問題
2015年度の入試でいちばん多く取り上げられたのは世界遺産に選ばれた「富岡製糸場」で、社会科のみならず、理科でも蚕に関する問題が出題されました。ある事柄や出来事について、教科横断的にいろいろな角度から考える必要があります。

 

世界の時事問題
クリミア半島をめぐるロシアとウクライナの争いなど、世界地理がかかわってくる問題も考えられます。世界のことでも日本のことでも、地名が出てきたら必ず地図帳で確認してください。

 

2016年度入試の出題予想
以下の時事問題も予想されるので、しっかり押さえておきましょう。
・国連防災世界会議が仙台で開催
・北陸新幹線開業
・18歳の選挙権(改正国民投票法)

 

出典:「2016年度入試 押さえておきたい時事問題」 -ベネッセ教育情報サイト

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