中3の夏、受験のプロが教える夏期講習の効果的な活用法

中3の夏、受験のプロが教える夏期講習の効果的な活用法高校受験を控える中学3年生にとって、学習に集中したい大切な夏休みが始まった。塾などで夏期講習を受けることも多いことだろう。ベネッセ教育情報サイトでは、夏休みを利用してどのように受験に向けた準備を進めればよいのか、安田教育研究所の安田理氏にアドバイスをもらった。

 

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夏休みの重点課題は、「総復習」と「苦手克服」です。夏期講習を受けるなら、総復習として役立てるのか、記述問題集中講座などテーマのある講習を受けて苦手を克服するのか、きちんと位置付けをして臨みましょう。

 

夏期講習の内容が総復習でも、中身はポイントのみに絞り込んであることがほとんど。テキストは、あくまで総復習のための「とっかかり」です。そこに、自分で教科書や参考書を見て書き加えるなどし、理解を深める必要があります。講習で教わったことを「自分なりに復習する時間がいちばん大切」であることを伝えてあげてください。

 

苦手克服のためにはまず、定期テストの結果などを子どもと一緒に見て、苦手な教科や単元、分野などを確認しましょう。講習を利用する場合、「数学の一次関数を補強しようね」というふうに声をかけると、子どもの目的意識もはっきりします。苦手教科は基礎でつまずいていることが多いので、時間のある夏休みこそ、中1・中2の教科書などを見直すことから始めましょう。

 

また、大学入試改革の影響で、高校入試問題でも、時事問題や身近なものを題材とした記述問題が増えてくると予想されます。ぜひ新聞を読むことをすすめてください。記述が苦手なら、問題集の中から、20字記述くらいの問題だけ抜き出して取り組んでみましょう。

 

夏休みは、「明日まとめてやればいいや」とだらだらしてしまいがちですが、学力は筋力と同じで、コンスタントに鍛えることで伸びていきます。保護者は1日の最低限の学習量を守らせることに加え、学校がある時と同じ生活のリズムが守れるよう、気を配ってください。

 

出典:夏休みの重点課題 総復習・苦手克服 [高校受験] -ベネッセ教育情報サイト

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