保護者世代とココが違う! 高1から知っておきたい最新入試事情3つ
保護者世代の入試と今の入試は大きく違います。
高校生の保護者に求められるのは、自分の経験や先入観にとらわれず、今の入試を理解すること。特に最近では、保護者世代に比べて「高1」の大切さが増しています。
そこで今回は、高1から知っておくと安心な、最新入試事情をお伝えします。
■1:暗記力よりも思考力が問われる
大学入試の内容も時代とともに変わっていっています。たとえば、保護者のかたで、ご自身の経験から「受験勉強は高3になってから塾に通って一生懸命やれば間に合うものだ」とお考えのかたもいらっしゃるかもしれません。
しかし、昨今の大学入試では高1・高2の学習内容がとても重視されており、単なる暗記では太刀打ちできない「思考力」を必要とする問題が増えています。
入試で求められる力は、「知識の量」を問うものから「知識を活用する力」を問うものへと変化しているのです。そのため日々の勉強でも、覚えるだけではなく「なぜか」「ほかの答えはないか」を考えることが大切になってきました。そういった思考力は暗記に比べると習得に時間がかかるので、高1のうちから解答・解説や別解が充実した教材で学習し、理解を深めることが重要になります。
●保護者世代の入試問題(例)
「スペイン無敵艦隊が、イギリス海軍と戦ったアルマダ戦争は何年ですか?」
(正解は1588年)
●お子さまの入試問題(例)
「アルマダ戦争の経緯と結果について説明しなさい」
↑「いつ」(単なる知識)よりも「なぜ」が問われる入試へ
■2:センター試験の8割以上が高1・高2の履修範囲から
かつて国公立大の志望者を対象に行われた「共通一次試験」(1990年に「大学入試センター試験」と名称変更)。今は、私立大の約9割でも、その成績を利用して受験できます。
つまり、センター試験は国公私立を問わず、大学進学を考えるすべての人に関係する受験になっているのです。
さらに、センター試験の問題の8割以上が高1・高2の履修範囲から出題されているように、高1の学習は入試に直結しています。最近ではセンター試験でも知識を実社会で活用できるかを問う問題が英語や数学で出題されているので、知識活用力を高1からじっくり育むことが大切です。
■3:推薦・AO入試でチャンスが拡大
高校の成績や課外活動の成果などで合否を決める推薦・AO入試も、保護者のかたの時代よりも一般的になっています。実際、入学者は全体の約4割を占めるまでに増えており、保護者世代の倍近くになりました。
つまり、推薦・AO入試での合格のチャンスが倍増しているわけで、これを見逃すのはとてももったいないことになります。頑張りが評価されれば合格のチャンスは拡大するので、高1から授業や部活動を大切にすることが求められます。
下記のサイトでは、授業や定期テストを大切にしながら、無理なく家庭学習を始められる教材をご紹介しています。早めに学習習慣をつけ、今から合格に向けて着実に積み上げていきましょう。
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高1講座「今入会すると届く教材」
http://kou.benesse.co.jp/h1/service/
※監修…ベネッセ教育総合研究所・高等教育研究室 チーフコンサルタント 村山和生
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