AO入試とは?推薦入試と何が違うの? 仕組みの違いをチェック!

高校入試と同様に、現在は大学入試でも「推薦入試」による合格者が増えてきています。今や、私立大では入学者の約5割が推薦・AO入試での合格者であり、一般入試と並ぶメジャーな方式となっているのです。


推薦入試はどんな方法? だれでも受けることができるの?

 推薦入試には、大きく分けて「公募制」と「指定校制」の二つがあります。

公募制
 各大学が求める出願条件を満たし、高校長の推薦が得られれば、高校を問わずにだれでも出願できます。

指定校制
 各大学が指定した高校の生徒のみ、出願資格があります。
 
 また、私立大と国公立大によって、推薦入試の内容も異なる場合が多いです。

私立大
「公募制」と「指定校制」の両方を実施している大学が多く、高校の成績(評定平均値)と、面接や小論文による人物評価などによって合否が決まるケースが主流です。
公募制推薦の場合、他大学との「併願」がOKな大学もありますが、指定校推薦の場合は、原則として「専願」となります。

国公立大
 原則として「公募制」のみ。しかし公立大の場合は、出願資格を県内や市内の高校に限定している場合などもあるので、志望校の条件はしっかり調べておきましょう。また、国立大は推薦入試であってもセンター試験を課すところが多く見られますし、ほとんどの国公立大は、他大学との併願を認めない「専願」を条件にしています。
 
 私立大も国公立大も、万が一、推薦入試が不合格だった場合でも、同じ大学・学部の一般入試に再チャレンジすることは可能なので、受験のチャンスが1回増えると考えていいでしょう。

 

AO入試はどんな方法? 推薦入試とはどこが違うの?

 AO入試は国公立大・私立大ともに、面接や小論文、志望動機や学部・学科の適性、入学後の意欲などで総合的な人物評価を行って選抜する方法です。これまでは学力試験がなく、受験者の高校の成績の基準もわりと緩やかでした。

 しかし近年では、文部科学省の方針を受け、学力の基準を新たに設けている大学も増えています。また、国立大は推薦入試と同様に、AO入試であってもセンター試験を課すところが多く見られます。

 なお、AO入試はその大学への入学意欲が選抜基準の一つとなっていることが多いため、「専願」のみとなっている場合がほとんどです。

 

参考:

推薦・AO入試の基礎知識と学習プラン|入試|Benesse マナビジョン 保護者版

https://manabi.benesse.ne.jp/parent/nyushi/04/

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