高校受験 受かったはいいけどついていける? 専門家「合格に“まぐれ”はないから安心を」

高校受験 受かったはいいけどついていける? 専門家「合格に“まぐれ”はないから安心を」長かった高校受験生活を終え、ようやく一息ついている時期かも知れない。しかしもちろん、合格したからといってゴールではない。いよいよ始まる高校生活に向けて、新たな心配が尽きないという保護者も多いのではないだろうか。安田教育研究所の安田理氏に、高校入学の心得を伺った。

 

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入学手続きを終えた途端、この学校はうちの子にはレベルが高すぎるのではないかと心配し始める保護者がいます。
が、入試というものは、学校が自校の生徒として受け入れられるかどうかを見るもの。受かったということは、当然そのラインに達していると学校側が判断したということです。

 

受験は、「まぐれで不合格」することはあっても、「まぐれで合格」することはないもの。合格したということは、その学校の生徒としてやっていける実力があるということです。心配はいりません。

 

逆に、進学先が、安全校の学校だから、我が子は入学後も当然上位にいられると考えている保護者がいます。が、ほとんどの受験生がいくつか併願していることが普通です。たまたま上位の学校に不合格になり入学してきたという生徒がどこの学校にもいます。勉強しなくても上位にいられるなんていう学校はどこにもありません。

 

たとえ優秀な子であっても、受験勉強で燃え尽きて勉強への意欲がわかない場合、ゲームや携帯電話などにはまった場合、家庭内の様々なことで精神が不安定になって勉強が手に付かなくなった場合……など、成績が下がるキッカケはどこにでもあります。

 

また、「特進コース」と「普通コース」がある高校の場合、その間の優劣意識による弊害も生まれています。お子さまが特進コースに入学する場合、変な優越意識を持たないよう、今のうちに話しておいてください。そのような視点で人と接していたら、良好な人間関係を築けないと思うのです。

 

出典:3月はいろいろ考える時期 入学後、ついていけないのではないか[高校受験] -ベネッセ教育情報サイト

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