センター試験とはどんなもの? 効果的な学習方法はある?

ここでは、センター試験とはどういうものなのか、また、効果的な学習法についてお伝えします。


毎年1月にニュースになるセンター試験って、そもそもどんな試験?

「大学入試センター試験」は、毎年1月中旬に2日間かけて行われています。「共通一次」は国公立大のみの一次試験でしたが、センター試験は多くの私立大でも入試方式の一つとして利用されているため、高校3年生の約4割が受験するほど大規模になっています。


センター試験で得点を取るための、効果的な学習方法はある?

【お子さまが高1・2の場合】

 センター試験の出題範囲は、文部科学省が定める学習指導要領の範囲です。つまり、教科書や授業で学ぶ内容こそが出題範囲といえますから、日々の授業を確実に理解していくことが、ゆくゆくのセンター試験での高得点につながっていくのです。

 そのため、高1・2の段階でも日々の予習・復習をおろそかにしないことが大切。定期テスト対策がそのままセンター試験対策につながることを意識しながら、日常的にお子さまの学習に気を配ってあげるのがいいでしょう。

 また、高2のうちにセンター試験の過去問を解いてみて、どのような試験なのかを知っておくことも効果的です。

 

【お子さまが高3の場合】

 センター試験は1月に実施されるため、高3に進級した直後の4月の段階で、残り約9カ月しかありません。本番から逆算した学習プランを考えることが大切です。

 

(1)受験科目を決める

・国公立大の場合……ほとんどの国立大が、5教科7科目以上の受験を必要としています。志望大によって選べる科目が異なる場合もあるため、第2・第3志望まで含めて、「どの科目で受験するか」を決めましょう。

 

・私立大の場合……2~3教科の受験で出願可能なケースが多く見られるので、志望大がどの科目で受験可能なのか早めに調べておきましょう。

 

(2)志望大におけるセンター試験の重要度を確認する

・国公立大の場合……センター試験と2次試験の配点ウエイトは、大学・学部によって異なります。志望大の配点比率を確認しましょう。

 

・私立大の場合……センター試験利用入試は高倍率になりやすいため、選択肢の1つとしてとらえておくことをオススメします。過去の入試データを調べれば、どれくらい得点を取れば合格圏内なのかわかるので、目標となる得点率を決めておきましょう。

 

(3)具体的な対策プランを立てる

 志望大のセンター試験の目標得点率と、現在の学力のギャップを確認し、苦手科目を強化する、入試での配点が高い科目を伸ばす…などの作戦を立てましょう。

 

 何事も傾向と対策が必要です。戦略を立てて、乗り切りましょう。

 

参考:

センター試験の基礎知識と学習プラン|入試|Benesse マナビジョン 保護者版

https://manabi.benesse.ne.jp/parent/nyushi/01/
https://manabi.benesse.ne.jp/parent/nyushi/01/page2.html

子育て・教育Q&A