【時事問題対策】ノーベル賞についてクイズで学ぶ

【時事問題対策】ノーベル賞についてクイズで学ぶ2014年のノーベル物理学賞を日本人が受賞した。2012年にも山中伸弥氏がiPS細胞の研究で医学生理学賞を受賞するなど、日本人の功績が世界で注目されている。この他にも、日本人の活躍を中心にノーベル賞についての知識を深めておこう。

 

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Q1 ノーベル賞はどんな人たちに授与されるでしょうか?

 

 A.映画の発展に貢献した人
 B.人類の幸福に貢献した人
 C.音楽の発展に貢献した人

 

A1 正解は 「B.人類の幸福に貢献した人」 です。

 

ノーベル賞は、物理学・化学・医学生理学・文学・平和事業・経済学の6分野で優れた功績を残し、人類の幸福に貢献した人に贈られる国際的な賞です。ダイナマイトを発明したアルフレッド・ノーベルの遺言によって1896年から設けられ、1901年から授与式が行われるようになりました。ノーベルはダイナマイトなどが戦争兵器として使用されて多くの人々を死に至らせたことを残念に思い、平和への願いを込めて、人類の福祉に貢献した人にノーベル賞を授与し、自分の財産を使ってもらおうと考えたのです。

 

Q2 2014年にノーベル物理学賞を受賞した人たちの功績とは?

 

 A.iPS細胞の開発
 B.緑色蛍光タンパク質の発見
 C.青色発光ダイオードの発明

 

A2 正解は 「C.青色発光ダイオードの発明」 です。

 

発光ダイオード(以下、LED)とは、電圧を加えると発光する半導体素子です。青色LEDについては開発が困難で20世紀中の実現は不可能だろうといわれてきました。ところが、今回ノーベル物理学賞を受賞した赤崎勇氏、天野浩氏が青色LEDの原理を解明し、中村修二氏が大量生産する技術を開発したのです。これにより光の3原色(赤・緑・青)がそろい、3色をかけあわせた白色LEDの技術が可能になります。白色LEDなら、より長寿命かつ省電力で室内外を照らすことが可能になりました。

 

まずは今までどのような人々の功績がノーベル賞を受賞してきたのか、調べてみましょう。これが、「ノーベル賞」という視点だけではなく、現在の世界ではどのような技術が研究されているのか、また、人類の幸福のためにどのようなことが求められているのかを考えるきっかけにもなります。

 

出典:ノーベル賞について知る -ベネッセ教育情報サイト

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