センター試験まであと3か月。 いつどんな勉強をするのかチェック!

センター試験の出願が終わり、試験本番までカウントダウンをしながら勉強している人も多いだろう。そこで、センター試験までの流れを確認し、残り時間のなかでセンター試験対策や2次試験対策をどのようにやるべきか、学習戦略を確認しよう。

月別に到達しておきたい目標を確認し、学習計画を立てよう

この時期はセンター試験対策と2次試験対策をどんなバランスで勉強したらいいのか迷っている人も多い。そこで、月別の学習到達目標やセンター試験対策と2次試験対策の学習バランスを紹介しよう。
残り3か月は学習の優先順位をつけ、入試科目・配点を踏まえて、いかに合計点を上げていくかという「戦略」を立てる重要な時期だ。やみくもに勉強するのではなく、志望大の入試科目と今の自分の学力をもとに、入試本番までの学習計画を考えよう。

10月から入試本番までの学習マスタースケジュール(難関国公立大をめざす場合)は以下の通り。


<10月>

過去問分析をし、苦手科目・分野を中心に問題演習をする。
学習割合はセンター試験:2次試験=3:7。2次試験でも課される科目で苦手があれば徹底的につぶす。


<11月>

出題傾向・形式に合わせた類題演習や過去問演習で記述力や応用力をつける。
学習割合はセンター試験:2次試験=3:7。まだまだ、2次試験中心の対策を。この頃までに安定的に得点できる得意分野ができていると、自信もつき、学習のリズムを保ちやすい。


<12月>

センター形式演習で独特の出題形式に慣れつつ、2次試験の問題演習をする。
学習割合はセンター試験:2次試験=7:3。センター試験の過去問演習にシフト。独特の出題形式や解く順番を意識し、スピードをアップさせる。ただし、センター対策にシフトしつつも、記述力が落ちないよう、1日1問程度は2次試験の過去問を解いておく。


<1月(センター試験前)>

センター試験の過去問演習で時間内に正確に解答できる力をつける。とにかくセンター試験対策を徹底的に。本番形式でのシミュレーションをしっかり行おう。


<1月(センター試験後)以降>

過去問演習や添削を通して答案作成力を磨く。試験直前まで得点が伸びる科目・分野を考え、過去問演習をする。特に1点でも高い点を取るために添削課題を活用したり、学校の先生に添削を頼んだりするなどして答案作成力を高めたい。


センター試験までの残り時間は限られているが、やるべきことを見極めて、優先順位を考えながら学習することで効率よく力を伸ばしていくことができる。このままで合格できるか不安になっている人ほど一歩引いて、全体計画を立ててみよう。

↓2015年度のセンター試験の時間割もチェック
「合格サポートNews」2015年度センター試験時間割を確認しよう

http://shinken.zemi.ne.jp/news/nyushi/20140714.html
文/進研ゼミ高校講座 受験情報担当 高山

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