2015年中学入試でねらわれる時事問題を、専門家が大胆予想

2015年中学入試でねらわれる時事問題を、専門家が大胆予想2014年5月に東京国際フォーラムで行われた『ベネッセ進学フェア2014』。社会科入試問題の専門家、早川明夫氏による講演では、中学入試における時事問題の出題傾向の分析と、2015(平成27)年度入試の出題予想が語られ、注目を集めた。

 

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入学試験における時事問題は、主に受験する前の年に起こった国内外の重大な出来事です。特に、学校で学んでいる社会科の学習内容に関係の深いものは要注意です。たとえば、沖ノ鳥島は日本の最南端の島であることを社会科で習いますが、2014年度入試では、沖ノ鳥島で桟橋を設置する工事について出題されました。日本の最南端が沖ノ鳥島なら、いちばん北の端の島はどこでしょうか? 東の端は? 日本の領土の東西南北の端にある島を確認しておきましょう。

 

今から100年前、1914年に第一次世界大戦が起こりました。こういう節目の年に起きた問題もよく出されます。来年の時事問題では、第一次世界大戦やその前後の歴史上の出来事が取り上げられる可能性が高いでしょう。

 

押さえておきたい時事問題を、7つ挙げてみます。新聞や本を読んで備えておきましょう。

 

1:消費税
来年は10%になるのか、消費税の問題点は何か、なぜ消費税を上げるのかが問われます。
2:国民投票法改正案
憲法改正手続きを定めた96条とあわせて確認を。
3:TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)
協定国間の貿易において、原則すべての品物に関税をかけません。
4:憲法9条問題
憲法9条がノーベル平和賞候補に。ねらわれると思います。
5:富岡製糸場世界遺産登録
来年度入試の大きな目玉と100%断言できます。
6:首都直下型地震
範囲を確認しておきましょう。
7:ブラジルに関する問題
今年のサッカーワールドカップ、2016年のオリンピック開催国、ブラジルがねらわれそうです。

 

出典:『ベネッセ進学フェア2014』講演会 「2015年度入試 押さえておきたい時事問題」 -ベネッセ教育情報サイト

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